30分で何が出来る?

さて、隔週更新。リンクスコラムのお時間です。今回も加茂駅前校の津村がお贈りいたします。

各校舎では今週より2学期が始まっておりますが、そんな折、中2の女の子がとても興味深い発言をしていました。

自学自習を30分だけって始めてみたけど、案外30分ってすぐ終わるねんな。

そう、私たち塾の先生は自分で勉強する時間を持ってもらうために『とりあえず30分から始めてみない?』とよく提案するのですが、小学生ならまだしも、中学生にとって『30分』って意外と短いものです。

『いやいや、そんなことない!』という子もいるかと思います。では、実際に私、津村が英数国を30分ずつ勉強してみました!


選手紹介

名前:津村 顕真(31)

得意教科:数学

苦手教科:英語

読書速度:4000~6000字/分 程度

ルール

①指定のページから始める。

②『テスト』ではなく『勉強』なのでやり方の確認などはOK

③英数は1P、国語は大問1つごとに採点

使用教材

・英語 フォレスタ高校英文法

2-2 文型よりスタート Tryのみを進める。

・国語 新中学問題集 3年(旧判)

解説のない文章読解単元のみを進める。

・数学 新中学問題集 3年(発展編)

難関入試にアクセスのみを解く。


結果 

英語:3P

国語:5P(物語文2つ分)

数学:2/3P(ノートは2P半ほど取った)


はい、思いのほか進みませんでした (笑) 

一般的な中学生の読書速度(500文字/分 程度)である事を考慮すると、

英語:半ページほど

国語:物語文1ついかない

数学:ノートは1P行くか行かないか

程度になる事が予想されます。


『ホンマにそんなに少ないんかいな?』と思うかもしれませんが、中学生の皆さんが、普段定期テストで解いている問題数を概ね50問ほどと考えると、その50問を解くのに50分の時間があてがわれています。早く解き終わったりする子もいるかとは思いますが、その分自分での勉強は、『分からなくなった所を調べる』や『丸付けをして確認する』といった解く以外の作業も入ってくるので、スムーズにいっても30分で30問前後しか解けない事になります。(もちろん、これが考え込む時間・書き込む時間が入ってくると問題数は減ってきますし、逆に1問1答形式の単語・漢字・語句チェックなどであれば大きく問題数を増やしていく事が可能ですが……)

そういう事もあり、実際に30分の勉強を始めた子たちは『キリのいい所まで!』と続けていくうちに1時間近い勉強をしていたりするのです。

ここいらで本気を出したいけど大変なのはイヤだという皆さん!まずは本当に30分でもいいので始めて見てください。