2024 公立高校入試を振り返る

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

3/7(木)に京都府公立高校中期入試が終了し、3/18(月)には合格発表となりました。ここに、加茂駅前校の入試実績(高校・大学)を発表いたします。

Result(加茂駅前校)

私立高校

京都橘 総合類型 合格

京都廣学館 アドバンスコース B特待合格

京都廣学館 ジェネラルコース 合格

奈良育英 高大連携コース 合格

奈良育英 総合進学コース 合格

公立高校

東宇治(前期) 普通科 合格 

菟道 普通科 合格

木津 情報企画科 合格

大学入試

京都府立医科大学 医学部 看護学科

同志社大学 理工学部 機械工学科


これで今年度の入試はすべて終了となりました。

ここまで戦い抜いた受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

ですが、この入試は新しい生活の出発点に過ぎません。どんな立場であっても新しいステージで頑張って生活してください。

さて、それでは、もはや毎年恒例(?)となりました、津村の公立入試振り返りのコーナー。今年も様々なドラマが生まれた入試問題を解いて、今年度の傾向と来年の(プチ)トレンド予想をしていきます。


国語(主観:易化)

例年に比べて古文系統の問題を中心にとっつきやすい文章が多く、普段より得点が取れたという声も多く聞かれました。問題自体も漢字や文法から文章を学習した生徒の話し合い文など、おなじみの問題が目立っていたため、過去問をやりこんでいればかなり取りやすい問題だったように感じます。

PICK UP

中期大問1(4)①

津村のコメント

漢文の出題は令和2年以来なので、結構久々の出題でした。令和2年の過去問は6文字の返り点の正誤判断だったものが、今回は11文字での返り点の正誤判断となっていた。しかしながら、出展が中1の教科書で学ぶ『矛盾』からだったこともあり、文字数の割には取っ付きやすい印象。

社会(主観:易化)

見た感じはとっつきにくいような文面をしていたが、改めて読み込んでみると、知識を問うタイプの問題が増えており、問題の導入に怯まなければここ数年の中では楽な部類に入る問題でした。そのような中でも、複数知識を組合わせた資料分析の問題が出題されていた事は注目すべきポイントでしょう。

PICK UP

大問4(5)次のグラフは2022年に起業家・起業関心層・起業無関心層のそれぞれの収入とワーク・ライフ・バランスに対する満足度を調査したものである。次のグラフから読み取れるものは次のうちどれか?(要約)

(ア)収入満足度について、起業家は「やや不満」「かなり不満」と回答した人は30%以下である

(イ)ワーク・ライフ・バランス満足度において、起業関心層は「かなり満足」「やや満足」と答えた人より、「やや不満」「かなり不満」と回答した人の方が多い。

(ウ)起業家は、収入満足度よりワーク・ライフ・バランス満足度の方が「かなり満足」「やや満足」と答えた人の割合が多い。

(エ)収入満足度とワーク・ライフ・バランス満足度の両方において、起業関心層よりも起業無関心層の方が「かなり満足」「やや満足」と答えた人の割合が多い。

津村のコメント

内容自体はよくあるグラフの読み取りと分析の問題であるが、現在の社会人の仕事の姿勢が見え隠れするという意味で興味深い問題でした。起業をしようとしない人ほど収入もワーク・ライフ・バランスも「いやぁ……、別に………。」と言っている状態が想像できます(笑) 余裕ないのかな?

数学(主観:やや難化)

ほとんどの問題は平年並みのレベルに落ち着いていましたが、規則性に関わる問題が前・中期両方でかなり難解で、規則性を見出せない生徒が多かった印象です。

PICK UP

中期大問6(3)円周上にn個の点を打ち、すべての点を結ぶ線分を引いてた時の弦の本数について考える。例えばn=2,3,4は下の表の通り

この時、弦の本数が1953本となるときのnの値を求めよ。

津村のコメント

理系の高校生であれば、定期試験必出の基礎問題としてとてもスムーズに解ける反面、中学生に対しては『どう解説したものか……汗』となってしまう問題です(苦笑)

上記のような、1・3・6・10……と増えていくこの関係の事を『三角数』と言い、それぞれが、1・1+2・1+2+3・1+2+3+4……という関係で増えています。

という事は、点の数がn個の場合は、

1+2+3+4+……+(n-1)

という本数が引かれていることになります。

このような数の合計の場合は、下記のように考えると公式が整理しやすくなりますが、結果として線の本数を求める公式は

となります。

これを方程式として立式すると……

1/2×n(n-1)=1953

となり、これを解くと結果はn=63となります。

理科(主観:やや易化)

昨年出題されたような思考実験型の問題はさすがに出ていないので一安心(笑) 選択問題の内容も思考問題が中心ではあるものの、計算が伴わないものが多かったため、新課程となった後の問題の中では取っ付きやすい年だったように思えました。

PICK UP

大問7

津村のコメント

出ました!社会ではお馴染みの単元横断問題!とは言うものの両方とも地学の内容のため、1つ1つ対処をしていけば『難しすぎる!』とはならなかったタイプの問題です。社会同様に1問1問落ち着いて解くことが出来れば大丈夫な問題でした。

英語(主観:平年並み)

問題の配点なども大きく変わらず、内容自体も普段と大きく変化がないなど、馴染みのある難易度であった。過去問で上手くペース配分を作れていればそこまで苦戦するような内容はなかったように思われる。

PICK UP

中期大問2(3)本文内容とメニューから今回、アヤが注文する事になったケーキは次のうちどれ?

 

(ア)apple cake (イ)chocolate cake (ウ)strawberry cake   (エ)special banana cake (オ)special pumpkin cake

津村のコメント

ここ数年の傾向として、資料として提示されるものが日本語メインから英語メインへと変遷している問題が多く見られています。また、かつては英語の資料でも地図上の”〇〇station”という具合でひとことだけの資料が多かったのに対して、ここ数年は文章として出題されることが増えてきました。


さて、いよいよ新年度が始まります。

新年度は、共通テストの新課程反映など大きな動きも多くありますが、入試情報をしっかりとアウトプットしていきたいと考えています。

お楽しみに♪

立誠学院グループ 15周年キャンペーン

立誠学院グループ 15周年キャンペーンの専用ページへアクセスいただきありがとうございます。

 


少子化の荒波に揉まれながらも、地域の皆様に支えられて私たち立誠学院グループは無事に15周年を迎えることが出来ました。

15年に渡り多くの子供たちの学習に携わることが出来たのも、ひとえに地域の皆様のご支援の賜物でございます。

そこで、立誠学院グループの一角であるリンクス個別指導も地域の皆様に『何か恩返しができないか?』と思い、今回大規模なキャンペーンを実施することとなりました!

特典①:体験授業最大1ヶ月無料!

塾の授業の雰囲気を知ってもらうための体験授業は通常は1回に限定されることがほとんどです。しかし、15周年の今回は

体験授業を4回まで受講が可能です!

週1回の通塾サイクルで来ていただいた場合は最大1か月の無料授業を実施することが可能です。

特に1教科に絞って指導をした場合は4回も授業があります。ですので、『塾の授業の雰囲気はどうなんだろう?』などとは言わず、

学習の成果』をお持ち帰りいただければと思います。

1つでも何かが『出来るようになった!』という自信を身につけていただけるよう授業を進めさせていただきます。

特典②:継続入学者の入学金完全免除

さらに、今体験授業によって入塾を決定いただいた場合、通常21,500円(税込)となる入学金を完全免除いたします。


 

新年度、感謝の気持ちでいっぱいの『特別キャンペーン』。4月末までの実施となります!

立誠学院グループ 15周年キャンペーン

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春期講習のご案内

リンクス個別指導 春期講習の専用ページへアクセスいただきありがとうございます。

現在皆様は、進級・進学するにあたって、このような不安を抱えておられるかと思います。

 


 

新しい学習環境についていけるか不安だ。

学年末試験の結果が散々だった。ヤバい!

なんだか勉強の仕方が分かってなさそう

いよいよ入試本番の年!気合を入れて勉強しなおしたい!

 


 

そんな方々に、私たちリンクス個別指導が提供させていただく春期講習の特徴をご紹介!

勉強嫌い・苦手な子歓迎! 復習中心の授業内容

リンクス個別指導の春期講習の基本的なカリキュラムは”復習”です。一言で「勉強が苦手」といっても、いったいどの単元で躓いているのかはお子様によってまちまちです。春休みという短い期間だからこそ、効率よく復習を行っていく必要があります。そのため、春期講習の流れとしては『どこで分からなくなってしまったのか?』を確認テストにてあぶり出しながら、本当に『出来ないところ』を重点的に指導します。

また、上記の方法での指導を行っているので、お子様の『分かってたつもり』の見逃しも起こしません。

学習の躓きに備える

復習内容の確認が終わったら、次の学期に向けた予習に入ります。

特に、中学1年生として進学する子供たちは、『小学校のクセ』を正していくために、特に予習に力を入れて学習を進めていきます。

 完全個別指導で時間割を調整できる

個別指導の一番の特徴は時間を自由に選べること。忙しいクラブチームや一生懸命続けてきた習い事とも両立しながら授業を受ける事が出来ます。

 


 

新年度、新たな気持ちで勉強の気持ちの切り替えが必要なこの時期にピッタリの

LiNKS個別指導の春期講習

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残念石から考えるニュースの見方

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

本来、塾のHPブログなので、政治的に議論が起こりやすいネタは扱うべきではない(炎上したくないし……)と考えているのですが、今回は加茂に関わる内容だったの、取り上げてみたいと思います。


 

事の発端は、1/19に掲載された読売新聞のこの記事でした。

https://www.yomiuri.co.jp/expo2025/20240119-OYO1T50010/

この記事を端的にまとめると、旧加茂町の西側にある『赤田川』の流域にある『残念石』を万博会場の建材に利用する計画が上がっているという記事でした。

(記事内より写真を引用)

残念石は江戸幕府2代将軍の徳川秀忠が大坂城の再建工事を行った際に、当時の加茂界隈の大名であった藤堂高虎(戦国時代の築城名手。主家を変えまくった事でも有名。)の指示によって切り出されたものの、結局使われなかった石垣用の巨石です。

この残念石を大阪万博の会場のトイレ・休憩所の支柱として利用して、海外の人々に当時の石材加工技術を見てもらおうというプロジェクトとの事です。

この残念石のリノベーション報道に対して、X(旧Twitter)の反応は

・文化財をトイレの柱に使うという発想が気持ち悪い!

・賛成者は古墳や石仏もリノベーションするのか!

・歴史的価値もわからん奴の頭の方が『残念』だろ!

と、まあこのように大炎上してしまっている訳です(汗) 感情むき出しで怖いなぁ

確かに、歴史的価値の高いものを持って行ってしまうという事は、歴史の保存という観点から見れば『冒涜的』ともとれるのは確かです。しかし、残念石を始めとした加茂の史跡の保存・広報をしているNPOもこのプロジェクトを支援しているため、もしかすると今回の報道の中身だけでは語られていない事案があるようにも感じます。

そもそも、炎上している状況においての批判的意見というのは、だいたい感情に任せた物が多いので、少し落ち着いていろいろと調べてみることにしました。


残念石の制作と発見

当時の加茂エリアは藤堂高虎の命令で1000個ほどの巨石が赤田川南西の大野山より切り出され、木津川の水運を利用して大阪城まで運搬されました。切り出された巨石のうち600個ほどは実際に大阪城の再建に利用されていましたが、城というのは軍事施設なので、いつ戦いで壊されるかもわかりませんし、それでなくても日本は大地震の多い国なので、壊れてから切り出していては再建が遅々として進まないという問題がありました。

残念石は、いざ城壁が壊れた際のスペアとして保存されていました。(余談ですが、豊臣政権下の伏見城は完成直後に慶弔伏見地震で倒壊するというショッキングな出来事もありました。当時の高虎は豊臣家臣だったので、城壁のスペアを準備するという思考は自然なものだったと思います。)

しかし、その後太平の世となり大きな災害に見舞われることおなかったため、切り出した巨石の事は完全に忘れ去られていきました。

残念石が発見されたのは1975年。赤田川流域の護岸工事を行った際に、誰かが加工した形跡のある大きな石が60個ほど発見され、当時の文献と照らし合わせることで上記の内容が明らかとなったのです。

歴史資料としての保存

そんな残念石の保存ですが、その場所をそのまま史跡として指定して保存したのかと言われると全くそんなことはありません(笑)

例えば、木津川市加茂支所(下の写真)にはここから発掘された残念石の1つを持ってきて展示しています。他にも切り出し作業当時に高虎が滞在したとされる常念寺の境内にも移設されたものが残っています。

また、残念石は加茂だけでなく大阪城の内部や周辺にも存在しています(下の写真)。石切り出しは加茂以外にも小豆島や六甲山地でも行われており、同様にして発見されています。そのうち、小豆島から発見されたものは大阪城天守閣前に持ってこられたものも存在しています。

これらの例から、そもそも保存目的であちこちに移設・移譲が行われている以上は残念石を移動させてはいけないという理由はないということになります。

また、歴史資料の保存というのは、何も『その場に残すこと』だけではありません。実際にこの地でどんな歴史があったのかを伝えること、この地にそのような歴史があることを知ってもらうという事も大切な歴史資料の保存につながっています。(まあ、知らなかったらそもそも保存しようという発想になりませんので……)

そこで、ここ数日の間、実際に僕が授業を受け持った子供たち数名に今回の件を話してみたところ、残念石の存在を認知していた子供たちは6~7割にのぼっており、加茂エリアにおいて残念石についての周知活動そのものをしっかりと行っている様子が見て取れました。

ただ、今回の一件以前についての残念石の世間一般の認知度については、決して高いとは言えない状態でした。実際にGoogleを使って過去の記事を検索すると、内容としては『関西のスポーツ紙のコラム』『辺境歩きを趣味とした方のブログ』『歴史マニアの遺跡探訪ブログ』といった趣のものがほとんどでした。

以上から、加茂の残念石は『地元民からはそこそこの認知度ではあるが、世間一般からすればマニアがたまに着目する程度の認知度』という状況だったことが推察されます。

邪魔だった残念石?どうせ動かすんだったら……

さて、今回の一件に話を戻します。

今回いろいろと調査を進める中で、残念石の万博会場での活用に至った背景となるであろう情報も入手できたので、この件についても記載しておきましょう。

クリックしてr5-13_tenri-kamokizu_ohno-bp.pdfにアクセス

この資料は京都府と木津川市が委託している加茂西側の道路のバイパス整備の資料です。この工事は道路周辺の渋滞解消・視界確保と歩行者・自転車の安全確保のために計画されている工事です。この付け替え工事のコース上に残念石が発見された場所があるのです。

そういった背景から、実は2022年の初めごろから出土していた残念石をほかの場所に移設する申請を木津川市は京都府・国に打診しており、その作業にを進めていく方針だったという事です。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/718320

(参考:京都新聞 2022年1月25日発行記事より)

この流れがあれば『残念石を万博会場へ!』という流れも納得はできます。

地元への周知はある程度行えていた残念石も、他地域のような観光地化された史跡に比べると非常に地味で、歴史マニア・秘境マニアがたまに着目する程度の認知度であるのであれば、いっそ世界中からの客が見込める万博会場に残念石を寄贈することで、加茂に対しての興味を持ってもらうきっかけとなるように移設を容認することも何ら不自然な思考ではありません。

残念石から考えるニュースの見方

最後に、今回のニュースについての個人的な見解を書き記します。

残念石の利用についての意見は『あまりいい気がしない』というのが正直なところです。実際に加茂で働くことで土地勘があり、歴史的な価値というものに対してのアンテナが張っているタイプの人間である以上、あるがままの姿で残念石の事を知ってもらえることがベストだと考えます。しかしながら、先述の通り一部のマニアックな人にしか知られることのなかった現状から、多くの人に知ってもらいたいという思いがあるならば、それは応援したいとも思います。

以上から、僕個人の意見としては『心情的にはNGだが、協議のうえでの決定であれば応援したい。』いった形になります。

大阪万博2025は建設計画の詰めの甘さ・現段階での国民の興味関心の低さに加え、東京オリンピックの誘致活動の際に裏金が動いていたという報道から、昨今の国家事業についてはどうしても批判的な意見を向けられがちな傾向にあります。そんな中で歴史的に貴重なものをリノベーションするという形での報道は反対意見を持つ人々からは格好の批判ネタとなりました。しかし、批判的意見を向けていたほとんどの人が、『罰当たり!』『発想が陳腐!』というような言説であり、先ほどのように残念石の保存についての知見や現状について、調べて理解したうえでの批判を行っているとは、どうにも思えないような投稿が散見されていました。どちらかというと『万博反対!』『箱モノ事業で儲ける悪徳政治家を許すな!』という論調に引っ張られた投稿が多いように見られました。

様々なニュースにおいて、報道は『情報の取捨選択』が行われたものが提示されます。今回の例であれば『残念石の移設は割と頻繁に行われている』『バイパス工事の関係で元あった場所からはすでに移動済みである』といった背景情報を知っているか否かで受け取り方が大きく変わってくるニュースであると思います。


日々報道されるニュースに対して背景情報も含めた思考判断をしていく姿勢を持ち、通ってくれている子供たちが正しく判断できるような情報提供ができるように過ごしていこうと改めて思わせる騒動となりました。

HERO

新年あけましておめでとうございます。加茂駅前校の津村です。

本年も子供たちの成績や進路のためにグイグイ邁進していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、お正月の三箇日。初っ端から大地震に空港での大事故・無差別傷害事件とかなり大きなニュースが立て続けに来ています。『本当に今年はいい年になるのか?』という不安が出てきてしまいます(汗)

そんな中ではありますが本日は第100回箱根駅伝についてお話ししたいと思います。

青山学院大学が圧倒的なペースで往路優勝をした関係で、往路で10分以上差がついた16校が一斉繰り上げスタートし、そのまま青山学院大学が10:41:25の大会新記録で総合優勝をするというかなりハイペースなレース展開となりました。

ちなみに今回は記念大会ということもあり、本来より3枠多い23校でのレースとなったのですが、実はその走者たちの中に

加茂駅前校の出身者が出ていました。

その選手は神奈川大学の宮本陽叶選手(4区)

同学年の先生方が冬期講習の合間に同級生の方々と応援幕の作成を行っていました。

え?加茂出身ってことが分かるだけじゃないかって?

大丈夫です。なんと教室にサインもあります(笑)

僕自身の加茂駅前校の着任が彼が教室を去った2か月後からなので、直接の絡みはありませんが、こうやって通ってくれていた子が大きく活躍してくれている事を知ることができるのも先生という職業の役得な所でしょうか。

そんな新年を迎えながら、『今通ってくれている子供たちはどんな活躍をしてくれるんだろう?』とワクワクしながら授業に臨むことが出来そうです。


おまけ

塾講師が実家で応援する図

リンクス個別指導は神奈川大学陸上部を(勝手に)応援しています!

中学準備講座

中学準備講座の専用ページへアクセスいただきありがとうございます。

現在皆様は、お子様が中学校に進学するにあたって、このような不安を抱えておられるかと思います。

中学生になってからの勉強が不安だ。

今のうちからしっかりと中学校生活に備えたい!

今の段階で算数に苦手意識がある。

英語の読みは自信があるが、書くことには不安がある。


 

そんな方々に、私たちリンクス個別指導が提供させていただく中学準備講座の特徴を3つご紹介!

① 中学生の勉強の注意点が学べる

『難しくなる』と言われる中学校の勉強の、小学校との1番の違いは、説明を聞いて『分かった!』と思っても、正解できないような問題が多くなります。そのような状態になってしまう子はほぼ間違いなく、中学生らしい勉強を出来ていないことが多くあります。中学準備講座では、ノートの取り方や単語の覚え方のような点から1つ1つ指導を行います。

② 中学準備講座の専用教材で予習も復習も完備

中学校に向けてといっても、小学生の内容をしっかりと復習する必要のある子から中学校内容にスムーズに入れる子まで様々です。そのような様々な学力のお子様方に対応できるよう、この講座に向けて既存の教材を編集しなおして中学校準備に最適化を行っています。

③ 完全個別指導でカリキュラムを調整できる

個別指導の強みとして、子供たちの学力や開始時期に合わせてカリキュラムをカスタマイズできる点にあります。『うちの子、算数は心配だけど英検を持ってるから英語は大丈夫よね。』といった1科目受講や『スタート時期の12月が過ぎちゃったけど、まだ間に合うかしら?』といった1・2月スタートなど個々の事情に対応しながらカリキュラムを調整します。


 

小学6年生のための

中学準備講座

お申込み受付中です。

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中学準備講座 ビラ

Re:START

こんにちは。加茂駅前校の津村です。

本日は『塾の先生の仕事』について少し紹介します。

 

子供たちが来る時間はどれだけ早くても夕方4時ごろですが、僕ら塾の先生は多くの人が午後1時~2時頃に出勤しています。子供たちが来るまでの間は何をしているのかというと、教室の掃除や掲示物などの作成・印刷や今ここで書いているブログの執筆などを行っています。

さて、そんな中で最近津村が社内で受けている仕事がInstagramの投稿です。

10月の中頃からInstagramを稼働日にできうる限り投稿を統一してかつ途絶えさせないようにしているのですが、黄色の『雑学・知識・教育情報担当』を津村が担っています。

どんなネタにしようか考えて……

それに対しての下調べを行い……

ページの文面と写真を調整して完成!

 

今後も多くのネタを提供できるように頑張ってまいります(笑)

 

 

語り継がれるザツダン

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

中間テストが終わって1か月が経ち、高校生も順次試験が終了するタイミングとなってまいりました。

本日はプチ日記的な内容で、授業時間内に行われる雑談についてのおはなし。


実は、津村が加茂駅前校の担当になってから4年が経過しているのですが、これほどの期間、同じ教室に根を下ろしていると、かつて生徒だった子が先生として舞い戻ってくるというパターンが出てきます。

現在、大学1回生のS先生もそんな『かつて生徒だった』先生の1人で、津村も数回ですがS先生の授業を担当したことがあったりします。

そんなS先生が先日、テスト終了後の高校生と大会を明日に控えた中学生に対して『今日くらいは……』と行っていた雑談を津村が別の生徒の授業をしながら聞き耳を立てていました。

その内容はホラーテイストのもので、友人の身に起こった奇妙な体験を聞いたのちに同じ内容の体験を自身がしてしまうというものです。

普段、雑談で怖い話をされることが少ないからか、『怖っ!』というリアクションにおびえる後ろで津村は『う~ん、エモい!』気持ちになっていました。その怖い話、実は当時S先生をメインで担当していたN先生の怖い話の持ちネタだったのです。授業終了後に『怖い話、語り継いでますね!』という話で盛り上がる事となりました。

他教室展開の塾に勤めている以上、長く1つの教室を続けることは、その地域で成果を出し続ける必要性があり、決して楽な事ではありませんが、こういったワンシーンが見られるのであれば、1つの値域に根差せるようにさらに頑張っていこうと思えるような1日でした。


【CM】

現在、リンクス個別指導では友人紹介キャンペーンを実施中!

友人紹介リーフ(リンクス個別版)

定期テストの点数が下がってきた。

中学校に上がってからの成績が心配。

今からでもどうにか入試に間に合わせたい。

など、勉強の不安がある場合はクラスメイトや部活の先輩などに声をかけてみてください!

え?もう?

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

夏休みが空けて今日で2週間が経とうとしていますが、今日と明日の2日間は泉川中学校の2学期中間試験のテスト対策を行っています。

↓学習時間が終わった後も自習をする子たち

実は、先日テスト2週間前に帰宅途中の泉川中学校の皆さんにテスト対策の案内を配らせていただいておりましたが、その時の反応はどの学年もそろって『え?もう?』というタイトルの通りの反応がほとんどでした。実際その日は夏休み明けからまだ3日ほどで『学校始まったところ』というイメージの子が多かったのでしょうね汗

とはいえ、テストは来週木・金に実施されます。短い時間ではありますが、しっかりと勉強してテストに臨んでください!

【おまけ】生徒向け暗記プリント作成中!

【長期休暇恒例企画?】塾の先生が学校の宿題を本気でやってみた② ~主張作文編~

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さてなんだかんだと連日授業に追われていたらいつの間にかお盆の時期が近づいてまいりました。そんなお盆の時期に日本人はこの時期に必ず意識するモノがあると思います。

そう、78年前の8/15に終戦を迎えた太平洋戦争です。

この戦争で、日本人は300万人近い犠牲者を出し、日本中に行われた空襲や2度の原子爆弾の透過によって焦土と化しました。そして、そのような凄惨な歴史を二度と繰り返さないために、小中学校では平和教育という形で戦争体験者の話を聞いたり、戦争の被害などを伝える博物館に行くなどして『戦争の凄惨さ』を伝えています。

さて、今回は夏休み宿題企画の第2弾として、この平和教育をベースにしながら主張作文をやってみたいと思います。

民間教育機関勤めの津村が感じる平和教育の落とし穴とは?


語り部のいない未来 平和学習の今後

1945年8月15日は日本人にとって忘れられない日です。1941年12月8日より始まった太平洋戦争が、ポツダム宣言の受諾によって日本の無条件降伏が決定し、第2次世界大戦が終結した日です。この戦争で、兵士210万人と一般人80万人(当時植民地だった朝鮮半島・台湾人など含む)の尊い命が奪われ、戦中の日本社会は物資統制・言論統制など当時の軍部や政権の圧力で暗い世相が広まっていたと言われています。そして、そんな凄惨な戦争の経験から、現在の日本で広まっている戦争に対する考え方は、『絶対にやってはいけないもの』となっています。

そして、そんな凄惨な経験を幸福にもせずに済んでいる私たちに戦争の恐怖と平和のありがたみを伝えてくれているのが、実際に戦火を経験されたお爺さん・お婆さんから体験談を聞くなどする平和学習です。私たちは彼らの語る話や、戦争を題材とした話を知る事で、戦争の恐ろしさを知ることが出来ます。

しかし、この平和学習ですが、学習(というより指導)を進めれば進めるほど、私は「空襲や原爆の話ばかりで、戦地に向かう父や兄をバンザイと共に送り出した人のような戦争に賛成した人たちの話は聞かないよな。」と感じています。果たして、当時日本国民7000万人は本当に全員、戦争に賛成『させられて』いたのでしょうか?少なくとも『はだしのゲン』や『火垂るの墓』『この世界の片隅に』などの戦争の時代を書いた作品を見ていると本心から戦争に賛成して、協力的だった人は大勢いるように思います。

ただ、これについては仕方のない部分もあると思います。ほとんどの語り部は【幼少期・児童期に太平洋戦争を経験した民間人】という人が多く、その経験もほとんどが【物品統制による空腹】【学童疎開】【空襲】【原爆】となっています。 こういった立場の人は、戦争を行うまでのプロセスにはどうやっても関与できる立場にない(投票権すらない)という【どうしようもなかった人々】であるため、語り部の皆さんは【ただただ巻き込まれた被害者】となるわけです。そして、そのような人の話のみを聞いていると、戦争というのは【国家が誤った判断によって起こす】ものであり、その代償として【大きく自由が制限された末に命や生活基盤が奪われる】というイメージを形成しやすい傾向にあるように感じられます。

では、戦争をした日本の本当の姿は、どのような国だったのでしょうか?これを知るには、当時置かれていた多くの立場を学ぶ必要があると思います。私は次の3点から第2次世界大戦を見つめる事で、よりよい平和学習を行うことが出来るのではないかと考えています。

①1944~45年の戦争の体験(つらい戦争体験)

この内容は、現在行われている語り部教育や戦争の凄惨さを伝える作品群が果たしてくれていると思います。『戦争に巻き込まれるとこうなる』『だから戦争はいけないんだ』というのが最もストレートに伝わります。しかし、この論調のみであれば、先ほど述べたように【国家の誤った判断による悲劇で戦争に巻き込まれた自分は悪くない】という意見に収着しやすいです。

②1940~42年の戦争の体験(前向きな戦争体験)

これは、1940~42年の新聞や町の写真をまとめた書籍を見ることで授業が出来るように思います。この当時は物資統制のための法整備が進む一方で、戦地は中国大陸や太平洋の遠方の島であるなど、戦争における身の危険が他人事で済んでいた時代です。当時の人たちは社会に何の不安を抱き、国に対して何を求めていたのか?これを知ることで【戦争に参加することを認めた人たち】の目線を知ることが出来ます。

③戦勝国アメリカから見た太平洋戦争(勝者側の体験)

後は『勝者側の目線』というのも外せません。戦争によってたとえ勝利がもぎ取れたとしても、自身の領土が荒廃するなどしては戦争を行う意義はありません。そういった意味では、第2次世界大戦をほぼ無傷で乗り切ったアメリカがもし静かにくるっている様子があったのなら、「やはり戦争は良くない」という結論になるかと思われます。

残念なことに、ここから先の語り部教育は語り部の皆さんの高齢化により、亡くなられたり活動を続けられなくなってきています。しかし、世界ではロシアがウクライナに戦争を仕掛けたり、中国が台湾への侵攻を始めるのではないかと警戒したり、アメリカの映画配給会社が原爆を揶揄した画像にお気に入り登録をするなど、私たちが受けてきた平和教育の理念とは反する状況が世界各地で起こっています。ただ、先ほどの3つの視点からそれぞれの立場を学ぶことで、『世界中に広がる戦争がどうしてなくならないのか?』や『戦争を始めてしまう国は何を考えているのか?』などが見えてくるように思います。そしてそのような人たちに対するアプローチを考える機会とすることがこれからの平和学習に必要なものだと感じているのです。

このタイミングで、一度平和教育のために必要な視点を整理して、よりよい平和指導を考える時期が来たのではないか。世界のニュースなどを見ているとそう思えてくるのです。


さて、いかがでしたでしょうか。例によって原稿用紙の制限枚数を大きく超える事で転記を防がせていただいてます(笑)

季節はお盆へと差し掛かります。お盆は亡くなったご先祖様が現世へと戻ってくる期間です。この際に戦争で亡くなった方への哀悼の意を込めて平和という物を普段より深く考えてみてもいいかもしれません。