真・天下一授業会

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

皆様、GW明けはいかがお過ごしでしたでしょうか?

加茂駅前校では一部中高生を除くと中間試験が実施されない関係上、5月も引き続きのんびりとした雰囲気で時が流れております。こんなに平和でいいのか?

そんな中、毎年GW前半に私たち立誠学院グループは『真・天下一授業会』を開催しています。

 

出場者は集団部各校舎にて教鞭をふるう猛者だらけ。

そんな大会に個別部門で唯一、

津村が参戦することになりました。

(作成サイト:https://smashbros-gen.netlify.app/ )

本日はそんな天下一授業会の様子をお伝えしたいと思います。

果たして津村は個別唯一の参加枠として爪痕を残すことが出来るのか?

 

①教科決め&練習

さて、参加するのはいいものの、『教科はどうするのか?』『単元はどこが良いのか?』など決めなくてはならないものがそれなりにあります。まずは、今回の試合のレギュレーションはコチラ!


1回選

制限時間:10分 教科指定なし

「わかりやすさ」「プロフェッショナル」「パフォーマンス」「魅力」

を各10点満点で採点(一部加点・原点要素あり)

経歴によってハンデポイントあり

2回戦

クジ引き 1回戦の順位によりくじの枚数が変動 3名が決勝へ

決勝

制限時間:8分 1回戦の教科は使用不可

いちばん好きな授業を投票で決定!

その他

服装自由


という事で、得意な教科をメインに据えながら立ち回ることにしました。そして選んだ教科と単元は

1回戦:理科 3つ以上の抵抗の計算

決勝戦(行けたら):数学 式による説明(3年Ver.)

の2つに決定しました。

単元が決まれば後は練習あるのみ!

夜中に講師の先生方に授業を見てもらいながら練習を重ねます。

 

②1回戦

そうして加茂駅前校でコソコソと準備を行いながら迎えた大会当日。

会場は椥辻北校です。

今回、個別指導歴はそれなりにありはするものの、クラス城陽校で集団授業を担当し始めてまだ2か月というド新人状態。カテゴライズ的には「プロフェッショナル」については得点はそこまで見込めないと踏んで、『わかりやすさ』『魅力』でどこまで勝負ができるかにかかっているという判断を下していました。

そこで、当日の『魅力UP』のために選んだ服装がコチラ!

溢れ出す知性をアピールできる『素数Tシャツ』です!

そこ!変なヤツって言わない!

さあ、あふれ出る知性を感じる衣装(?)でまずは試合の順番決めです。

クジ引きの結果、順番は4回戦後半。対戦相手は古賀先生です。

(ちなみにネームタグのカラーは 赤:立誠最古参 青:ベテラン 黄色:中堅 緑:若手 ピンク:初参加 です。このカラーランクが後ろになるほど、ハンデポイントをもらえます。)

序盤から、現在進行中のウクライナ戦争に触れながら授業をする先生、自身のキャラクターを前面に押し出しながら解説を行う先生、中学受験理科のような深い知識を持って授業を行う先生と、周辺は強敵ばかり(汗)

そんな中、いよいよ出番の第4試合がやってきました。

対戦相手の古賀先生は高校数学Ⅰの『式の計算』で勝負をしかけてきました。状況的にもまだ中学生のノリが残る高校1年生(4月)たちに、解き方のコツを丁寧に伝えながらの授業。かなりうまい授業でした。

難なく授業をこなし、ついに僕の手番がやってきました。

開始前にある程度の板書が許されていたので、まずは授業予定の4パターンの回路の板書を行います。

さて、この3つ以上の抵抗の計算ですが、①,②はなんとなく『直列回路・並列回路の公式を伸ばすだけでいいかな?』という形で想像ができるかと思います。

では③,④のように直列と並列を混ぜた問題はどうすればいいでしょう?

このタイプの問題自体は、定期試験でたまに見かける問題ではありますが、正直に言えば『100点阻止のイジワル問題』という側面が強い難問です。それを10分間で解説しきるという条件なので、準備中にも

『え、ムズいやろ。』『大丈夫なん?』という感じの、集団指導部の皆様のザワザワを聞きながら準備をしていました。

 

そして、準備も出来たので予選用の授業開始です。

公式の確認をして~

①は直列やから足し算して~

②は並列やから逆数の足し算にして~

『もうどれだけ数が増えてもこの公式を伸ばすだけやから楽勝だよね~……』

『ってナニコレ⁉(迫真)』というか自分で書いたやん(笑)

と、全体を大きく惹きつけたところで解説を続行します(笑)

では、先ほどの答え合わせですが、このように直列、並列が混ざった抵抗は下の図の赤で囲ったところのように1つの大きな抵抗としてみることが出来ます。(この考え方を『合成抵抗』といいます)

ということで、③は赤の部分の直列の抵抗を出した後に並列の公式に入れて計算。④は赤の部分を並列の抵抗として扱って1つの抵抗を出した後に直列の公式に入れて解説を終了。

やれることはすべてやりきれたと思います。

 

という事で、得点を集計して結果発表です。

どうやらお互いが周囲の予想以上に目を見張る授業を行ったため、前代未聞の両者800点超えのハイレベルな戦いだったようです。

そんな中で、どうにか数十点の僅差で競り勝ち、津村はどうにか2回戦への進出を果たすことになりました。

『古賀先生、楽しいデュエルだったぜ!』


そして、試合終了後も2点差の熱いバトルが繰り広げられたり、ゴリゴリの国公立中学受験対策の国語の授業が行われたりとハイレベルな授業が展開され続け、最終的に2回戦へと進んだ先生方がコチラ!

ド新人(津村)から社長までが揃う非常に熱い1回戦となりました。

 

③2回戦

さて、2回戦は1回戦の得点が高い順にクジを多く割り当てた抽選です。

得点の順位はコチラ!

1回戦は集団部の皆さんの予想以上の授業を行って、ハンデポイントを含めた不意打ちを成功させた津村がトップ通過(838点)です(^^♪

1位通過は63枚のクジの中に20枚というかなり多めの枚数は入れられていますが、それでも30%程度は決勝に進めない可能性はあります。

といった心配はしていましたが、特に問題もなく決勝に勝ち進みました。

決勝戦は、栗本レオ先生・津村・佐々木先生の3人となりました。

ちなみにこの3人は全員クラス城陽校勤務だったりします。すごい偶然。

 

④決勝戦

さて、そんな決勝戦ですが、いきなり衝撃のオーダーが飛んできました。

社長『あ、予選の時間が押しててこの後の飲み会の予約時間がヤバいから1人5分な。』

決勝進出の3人『えっ(困惑)』

これにはかなり参りました。そう、僕は決勝用に用意したネタは『式による説明』という内容が濃い~ものです。正直8分でギリギリな量でもあります……汗

とはいうものの準備しているものを変える事もできないので、無理矢理授業スタート。話したいことが話せたかというと微妙ではありますがベストは尽くしました。

 

さて、という事で結果発表の時間。最後については『一番良かった授業』にという評するシステムです。

優勝は

栗本レオ先生

 

授業構成が唯一8分構成から短くできる(多角形の外角)単元セレクトだったことが功を奏していたように感じます。

ちなみに津村は初参加で予選1位通過を成し遂げたことで、新人賞をもらうことが出来ました。

 

⑤そのあと

終了後はそれぞれの健闘っぷりに対しての激励が飛び交う飲み会でした。

普段より集団指導でブイブイ言わせている先生からも、『すごかった』とのコメントをたくさんもらうことが出来、とても良いGW前半となりました。

(新人賞のスリッパ&ジュエル座布団。ちなみにこの写真、後ろの『自慢』がいい味出していると好評です笑)

とはいえ、今回はハンデポイントがかなり有利に立ち回った結果でもあるため、まだまだ授業には改良の余地アリです。

ということで、1回戦(理科)の皆さんの感想をいくつか紹介します


①一番辛口なコメント

要約:合成抵抗よりもVやAを使う方が楽なことが多くない?

はい、その通りです(笑)

でもそれを入れると25分くらいの授業になりそうだったので割愛しました。まあ、実際の授業では『最短経路で求める練習』の授業を行うことになるんだろうなぁ。

②一番甘口なコメント

要約:構成が段階的で計算方法まで解説してくれたので、初心者として最高に復習出来ました。

かなりハードな内容を『これならできそう!』と思ってもらう事が1つの目標だったのでうれしいコメントでした。

③一番うれしかったコメント

要約:ホンマにこの前クラス指導持ちたてなん?良かったです。

ありがとうございます!

まあ、加茂では定期試験前後で簡単ながら授業はしてましたので(笑)

④Tシャツについてのコメント

計画通り!

⑤優勝者 レオ先生のコメント

要約:緊張してた?「え~っと」って言うの多かったけど。汗

あ、それ口癖です(汗) ちなみに緊張はそこまでしていませんでした(笑)

ですが、場合によっては子供たちを不安にさせる良くない口癖ではあるので、これは要矯正ですね(汗)

⑥我らが山田先生のコメント

ハンデポイントおいしかったです(笑) そして安定のツムツム呼びは固定のようです(笑)

次はハンデが大幅に減っていると思うので引き続きスキルアップ頑張ります!


平均ポイント(10点満点)

わかりやすさ:6.36点

プロフェッショナル:5.55点

パフォーマンス:5.86点

魅力:6.59点


最後に個人的な感想ですが、僕に限らず出場したすべての社員が夜遅くまで練習したりとゴリゴリに努力を重ねていました。そんな刺激多岐な授業がと努力のぶつかり合いの中で一定の結果を残せたことは非常に自信がつく結果となりました。

来年は、容赦なく他の社員さんとも戦う事となると思いますので、個別という空間ではありますが、引き続き子供たちに落とし込みやすい授業を日々心掛けていこうと思います。

 

おまけ

教室にて『ドヤッ!』と掲示される新人賞の賞状

 

CM

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