HERO

新年あけましておめでとうございます。加茂駅前校の津村です。

本年も子供たちの成績や進路のためにグイグイ邁進していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、お正月の三箇日。初っ端から大地震に空港での大事故・無差別傷害事件とかなり大きなニュースが立て続けに来ています。『本当に今年はいい年になるのか?』という不安が出てきてしまいます(汗)

そんな中ではありますが本日は第100回箱根駅伝についてお話ししたいと思います。

青山学院大学が圧倒的なペースで往路優勝をした関係で、往路で10分以上差がついた16校が一斉繰り上げスタートし、そのまま青山学院大学が10:41:25の大会新記録で総合優勝をするというかなりハイペースなレース展開となりました。

ちなみに今回は記念大会ということもあり、本来より3枠多い23校でのレースとなったのですが、実はその走者たちの中に

加茂駅前校の出身者が出ていました。

その選手は神奈川大学の宮本陽叶選手(4区)

同学年の先生方が冬期講習の合間に同級生の方々と応援幕の作成を行っていました。

え?加茂出身ってことが分かるだけじゃないかって?

大丈夫です。なんと教室にサインもあります(笑)

僕自身の加茂駅前校の着任が彼が教室を去った2か月後からなので、直接の絡みはありませんが、こうやって通ってくれていた子が大きく活躍してくれている事を知ることができるのも先生という職業の役得な所でしょうか。

そんな新年を迎えながら、『今通ってくれている子供たちはどんな活躍をしてくれるんだろう?』とワクワクしながら授業に臨むことが出来そうです。


おまけ

塾講師が実家で応援する図

リンクス個別指導は神奈川大学陸上部を(勝手に)応援しています!

Re:START

こんにちは。加茂駅前校の津村です。

本日は『塾の先生の仕事』について少し紹介します。

 

子供たちが来る時間はどれだけ早くても夕方4時ごろですが、僕ら塾の先生は多くの人が午後1時~2時頃に出勤しています。子供たちが来るまでの間は何をしているのかというと、教室の掃除や掲示物などの作成・印刷や今ここで書いているブログの執筆などを行っています。

さて、そんな中で最近津村が社内で受けている仕事がInstagramの投稿です。

10月の中頃からInstagramを稼働日にできうる限り投稿を統一してかつ途絶えさせないようにしているのですが、黄色の『雑学・知識・教育情報担当』を津村が担っています。

どんなネタにしようか考えて……

それに対しての下調べを行い……

ページの文面と写真を調整して完成!

 

今後も多くのネタを提供できるように頑張ってまいります(笑)

 

 

語り継がれるザツダン

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

中間テストが終わって1か月が経ち、高校生も順次試験が終了するタイミングとなってまいりました。

本日はプチ日記的な内容で、授業時間内に行われる雑談についてのおはなし。


実は、津村が加茂駅前校の担当になってから4年が経過しているのですが、これほどの期間、同じ教室に根を下ろしていると、かつて生徒だった子が先生として舞い戻ってくるというパターンが出てきます。

現在、大学1回生のS先生もそんな『かつて生徒だった』先生の1人で、津村も数回ですがS先生の授業を担当したことがあったりします。

そんなS先生が先日、テスト終了後の高校生と大会を明日に控えた中学生に対して『今日くらいは……』と行っていた雑談を津村が別の生徒の授業をしながら聞き耳を立てていました。

その内容はホラーテイストのもので、友人の身に起こった奇妙な体験を聞いたのちに同じ内容の体験を自身がしてしまうというものです。

普段、雑談で怖い話をされることが少ないからか、『怖っ!』というリアクションにおびえる後ろで津村は『う~ん、エモい!』気持ちになっていました。その怖い話、実は当時S先生をメインで担当していたN先生の怖い話の持ちネタだったのです。授業終了後に『怖い話、語り継いでますね!』という話で盛り上がる事となりました。

他教室展開の塾に勤めている以上、長く1つの教室を続けることは、その地域で成果を出し続ける必要性があり、決して楽な事ではありませんが、こういったワンシーンが見られるのであれば、1つの値域に根差せるようにさらに頑張っていこうと思えるような1日でした。


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現在、リンクス個別指導では友人紹介キャンペーンを実施中!

友人紹介リーフ(リンクス個別版)

定期テストの点数が下がってきた。

中学校に上がってからの成績が心配。

今からでもどうにか入試に間に合わせたい。

など、勉強の不安がある場合はクラスメイトや部活の先輩などに声をかけてみてください!

え?もう?

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

夏休みが空けて今日で2週間が経とうとしていますが、今日と明日の2日間は泉川中学校の2学期中間試験のテスト対策を行っています。

↓学習時間が終わった後も自習をする子たち

実は、先日テスト2週間前に帰宅途中の泉川中学校の皆さんにテスト対策の案内を配らせていただいておりましたが、その時の反応はどの学年もそろって『え?もう?』というタイトルの通りの反応がほとんどでした。実際その日は夏休み明けからまだ3日ほどで『学校始まったところ』というイメージの子が多かったのでしょうね汗

とはいえ、テストは来週木・金に実施されます。短い時間ではありますが、しっかりと勉強してテストに臨んでください!

【おまけ】生徒向け暗記プリント作成中!

【長期休暇恒例企画?】塾の先生が学校の宿題を本気でやってみた② ~主張作文編~

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さてなんだかんだと連日授業に追われていたらいつの間にかお盆の時期が近づいてまいりました。そんなお盆の時期に日本人はこの時期に必ず意識するモノがあると思います。

そう、78年前の8/15に終戦を迎えた太平洋戦争です。

この戦争で、日本人は300万人近い犠牲者を出し、日本中に行われた空襲や2度の原子爆弾の透過によって焦土と化しました。そして、そのような凄惨な歴史を二度と繰り返さないために、小中学校では平和教育という形で戦争体験者の話を聞いたり、戦争の被害などを伝える博物館に行くなどして『戦争の凄惨さ』を伝えています。

さて、今回は夏休み宿題企画の第2弾として、この平和教育をベースにしながら主張作文をやってみたいと思います。

民間教育機関勤めの津村が感じる平和教育の落とし穴とは?


語り部のいない未来 平和学習の今後

1945年8月15日は日本人にとって忘れられない日です。1941年12月8日より始まった太平洋戦争が、ポツダム宣言の受諾によって日本の無条件降伏が決定し、第2次世界大戦が終結した日です。この戦争で、兵士210万人と一般人80万人(当時植民地だった朝鮮半島・台湾人など含む)の尊い命が奪われ、戦中の日本社会は物資統制・言論統制など当時の軍部や政権の圧力で暗い世相が広まっていたと言われています。そして、そんな凄惨な戦争の経験から、現在の日本で広まっている戦争に対する考え方は、『絶対にやってはいけないもの』となっています。

そして、そんな凄惨な経験を幸福にもせずに済んでいる私たちに戦争の恐怖と平和のありがたみを伝えてくれているのが、実際に戦火を経験されたお爺さん・お婆さんから体験談を聞くなどする平和学習です。私たちは彼らの語る話や、戦争を題材とした話を知る事で、戦争の恐ろしさを知ることが出来ます。

しかし、この平和学習ですが、学習(というより指導)を進めれば進めるほど、私は「空襲や原爆の話ばかりで、戦地に向かう父や兄をバンザイと共に送り出した人のような戦争に賛成した人たちの話は聞かないよな。」と感じています。果たして、当時日本国民7000万人は本当に全員、戦争に賛成『させられて』いたのでしょうか?少なくとも『はだしのゲン』や『火垂るの墓』『この世界の片隅に』などの戦争の時代を書いた作品を見ていると本心から戦争に賛成して、協力的だった人は大勢いるように思います。

ただ、これについては仕方のない部分もあると思います。ほとんどの語り部は【幼少期・児童期に太平洋戦争を経験した民間人】という人が多く、その経験もほとんどが【物品統制による空腹】【学童疎開】【空襲】【原爆】となっています。 こういった立場の人は、戦争を行うまでのプロセスにはどうやっても関与できる立場にない(投票権すらない)という【どうしようもなかった人々】であるため、語り部の皆さんは【ただただ巻き込まれた被害者】となるわけです。そして、そのような人の話のみを聞いていると、戦争というのは【国家が誤った判断によって起こす】ものであり、その代償として【大きく自由が制限された末に命や生活基盤が奪われる】というイメージを形成しやすい傾向にあるように感じられます。

では、戦争をした日本の本当の姿は、どのような国だったのでしょうか?これを知るには、当時置かれていた多くの立場を学ぶ必要があると思います。私は次の3点から第2次世界大戦を見つめる事で、よりよい平和学習を行うことが出来るのではないかと考えています。

①1944~45年の戦争の体験(つらい戦争体験)

この内容は、現在行われている語り部教育や戦争の凄惨さを伝える作品群が果たしてくれていると思います。『戦争に巻き込まれるとこうなる』『だから戦争はいけないんだ』というのが最もストレートに伝わります。しかし、この論調のみであれば、先ほど述べたように【国家の誤った判断による悲劇で戦争に巻き込まれた自分は悪くない】という意見に収着しやすいです。

②1940~42年の戦争の体験(前向きな戦争体験)

これは、1940~42年の新聞や町の写真をまとめた書籍を見ることで授業が出来るように思います。この当時は物資統制のための法整備が進む一方で、戦地は中国大陸や太平洋の遠方の島であるなど、戦争における身の危険が他人事で済んでいた時代です。当時の人たちは社会に何の不安を抱き、国に対して何を求めていたのか?これを知ることで【戦争に参加することを認めた人たち】の目線を知ることが出来ます。

③戦勝国アメリカから見た太平洋戦争(勝者側の体験)

後は『勝者側の目線』というのも外せません。戦争によってたとえ勝利がもぎ取れたとしても、自身の領土が荒廃するなどしては戦争を行う意義はありません。そういった意味では、第2次世界大戦をほぼ無傷で乗り切ったアメリカがもし静かにくるっている様子があったのなら、「やはり戦争は良くない」という結論になるかと思われます。

残念なことに、ここから先の語り部教育は語り部の皆さんの高齢化により、亡くなられたり活動を続けられなくなってきています。しかし、世界ではロシアがウクライナに戦争を仕掛けたり、中国が台湾への侵攻を始めるのではないかと警戒したり、アメリカの映画配給会社が原爆を揶揄した画像にお気に入り登録をするなど、私たちが受けてきた平和教育の理念とは反する状況が世界各地で起こっています。ただ、先ほどの3つの視点からそれぞれの立場を学ぶことで、『世界中に広がる戦争がどうしてなくならないのか?』や『戦争を始めてしまう国は何を考えているのか?』などが見えてくるように思います。そしてそのような人たちに対するアプローチを考える機会とすることがこれからの平和学習に必要なものだと感じているのです。

このタイミングで、一度平和教育のために必要な視点を整理して、よりよい平和指導を考える時期が来たのではないか。世界のニュースなどを見ているとそう思えてくるのです。


さて、いかがでしたでしょうか。例によって原稿用紙の制限枚数を大きく超える事で転記を防がせていただいてます(笑)

季節はお盆へと差し掛かります。お盆は亡くなったご先祖様が現世へと戻ってくる期間です。この際に戦争で亡くなった方への哀悼の意を込めて平和という物を普段より深く考えてみてもいいかもしれません。

【長期休暇恒例企画?】塾の先生が学校の宿題を本気でやってみた① ~元素調べ編~

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、夏休みが始まり早10日ほどが経過しました。教室では連日のように中3が2コマ連続授業を続けており、音を上げそうになりながら頑張ってくれています。まあ、こんな声も講習後半になれば『2コマが普通に思えてきた』と言い始めるワケなんですが(笑)

さて、そんな夏休みですが、すべての学年にとって悩みの種なのが『学校からの宿題』です。今年もそれぞれの学年で『時間があるからこそできる』といった類の宿題がてんこ盛りです。

さて、そんな夏休みの宿題を津村がやったらどうなるのか?という事でこの夏休みに生徒たちの宿題をいくつかやってみようと思います。

(こいつ、長期休暇のたびにこんなんしてるなと思ったあなた。正解です! 過去、こんなことをやっていたり……)

【謎解きミステリー】ファニーさんを殺したのは誰だ⁉


 

さて、今回は泉川中2年生で出題されたコチラ!

自分の出席番号の元素記号を調べよう!

出席番号によって結構な格差が出そうなこの課題。

出席番号1番(水素:H)や6番(炭素:C)・8番(酸素:O)なんかはすごく書きやすいけど、4番(ベリリウム:Be)・21番(スカンジウム:Sc)・33番(ヒ素:As)あたりの人はなんか気の毒になってくると言いますか……汗

さて、テーマですが例によってこのサイトを見た子が『ラッキー』と言いながら写してしまって、学校の先生のジャマをするのは僕の意図するところではないので、出席番号にならないであろう番号の元素を調べてみたいと思います。

ということで、テーマはこちら!

原子番号43番 幻の元素、テクネチウムです!


 

①基本情報

テクネチウム 原子番号 43 7族(マンガン族)

原子量(原子の重さ) 98(など) 融点 2157℃ 沸点 4265℃ 密度 11.50g/cm3

 

②幻と言われた理由

原子番号の前後の元素の発見は42番のモリブデンが1778年・44番のルテニウムが大航海時代のアメリカ大陸で利用されていた(分類が明確化したのは19世紀初頭)のに対して、テクネチウムの発見は20世紀になってからもしばらく発見されず、なぜか天然に存在しない元素として100年以上科学者たちが発見に向けた努力を重ねた事から、いつしか『幻の元素』と呼ばれるようになっていました。

その後、どれだけ探しても見つからない事から、イオン化した原子を加速して原子にぶつける装置『サイクロトロン』が発明された1936年に原子番号42番のモリブデンに重水素(とても雑に説明すると少し重めの水素)をぶつけることで人工的に作成。結果として世界初の人工元素として誕生することになりました。

そうして、ギリシャ語の「人工」であるテクニトスという言葉より名を拝借して、『テクネチウム』と命名さえれることになりました。

なお、この時作成と発見に関わったローレンス博士とセグレ博士は、この後、(他の功績も含めて)ノーベル物理学賞を受賞しています。

 

【写真】ローレンス博士とセグレ博士(Wikipediaより拝借)

その後、この元素はウランの核分裂後に稀に発見されることや宇宙の彼方にある赤色巨星(太陽のような恒星が水素を使い果たした後になるより大きな恒星)の中に存在することが観測され、一応天然からも採取できることは説明されました。

 

③何に使われている?

さて、この人工的に作成されたテクネチウムは他の人工元素シリーズと同じく放射能を備えています。しかし、放射性物質としては結構特殊な立ち位置(細かいことは大学以上レベルなので解説はキツイです汗)にいるため、

(1)物理学的半減期が6.02時間と短い。(3日もすれば0.025%まで減少する)

(2)γ線のみを放出する。

(3)放出γ線のエネルギーが141keVであるため、精度よく測定でき、被検者の被ばく線量が少ない。

(4)安く作れる。

という、放射性物質としてはかなり安全&リーズナブルな代物なので、各地の医療機関で核医学検査界隈では頻繁に使われています。(冒頭の写真はこの医療用のテクネチウムのイメージ写真です)

その有用性は、2011年の原発事故以降でたびたび話題に上がる『原子力委員会』でも、2022年に『自分で作れた方がいいんじゃない?』と提言書をまとめるほどです。(なお、現在はほとんどが輸入に頼っている状態だそうです)

 

④まとめ

・本来、中学校理科では『原子は化学変化によって新たに変化することが出来ない』とされているが、核融合・核分裂という科学の域を飛び出した離れ業を用いれば元素は作り出せることが分かった。知ってたけど。

・危ないイメージがある放射性物質も特性を理解して使用すれば体内に取り入れる事で検査に仕えるという側面があることが分かった。他にもこのように放射性物質がどのように役に立ってるのか調べてみたい。

 


 

さて、いかがでしたか?

今夏はこのような感じでいくつかの宿題に取り組んでみたいと思っています。

せっかくなので、生徒の皆さんはリクエスト等は受け付けております。

次回もお楽しみに♪

驚愕の平均点!?

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、加茂駅前校の近隣中学校は軒並みテスト返却タイムとなっています。まずは当教室の子供たちのテスト結果から

RESULT

中1

理科:82点

中2

数学:89点 英語:89点 社会:87点

理科:85点   社会:83点   社会:82点

中3

国語:87点   

英語:84点   数学:81点   英語:80点

 


さて、そんな悲喜こもごもなテスト結果ですが、泉川中学校1年生が初めての定期テストにもかかわらず、平均点が軒並み40~50点台だったと聞いており、かなり大変になっていると聞いています。

確かに、一部教科ははじめのテストにしてはかなり難しかったものもありますが、実際に通塾してくれている子どもたちや、テスト対策に参加してくれていた1年生の子たちからは『めっちゃゲームの誘いのライン来てる(汗)』といったような『その友達、本当にテスト勉強してる?』と聞いているこちらが心配になるような話も散見されていました。

恐らく多くの1年生が『テスト勉強って何をすればいいのだろう?』とよく分からないままテストが来てしまったのではないかと思われます。

ですので、今回はテストに向けての心構えについてまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。


心構え1

『分かる』と『出来る』は違う!

中学校の勉強は(当然ですが)小学校より難しいです。ですので、小学校では聞いてマネするとすぐに正解できるような問題が大半を占めています。しかし、中学校は「計算ミスを少なくするために整理をする必要がある」「文法問題で×にならないために単語暗記を自力でこなさなければならない」「覚えた名称と対応する図・表・地図・グラフを判断しなければならない」など、授業を聞いた時の『分かった!』が素直に『出来る』に直結してくれなくなっています。

なので、テスト勉強の際にも『ワークや教科書の解説が分かるから楽勝!』とはならないという事を頭の片隅に置いて練習をしなければなりません。その『出来る』まで持っていくための準備期間として、テスト期間があるのです。

心構え2

数学と英語は時間を決めてやる!

さて、そんな中でも特に毎日練習をしておくことを勧めたい科目が数学と英語です。

この2教科は(暗記事項も重要ですが)何よりも『論理的な思考を元にしてルールを理解する』という事がかなり重要な教科になっています。こういった学問は何よりも使い続ける事が一番の練習となります。

ですので、毎週のスケジュールの中で必ず英語と数学の時間は確保をしておく必要があります。

心構え3

ワークは最低1週間前には終わらせる!

テストの問題は学校で配布されるワークやプリントを参考に作成されることが多くありますが、多くの子供たちは時間のあるテスト期間にこのワークを完成させようとあくせく頑張っているような印象があります。

ですが、先ほども言った通り、この期間内にできてほしいのは『解く』事ではなく『出来る』ようになる事です。ですので、ワークを解ききったことで満足するのではなく、解けなかった問題を確認して解きなおすことが重要となります。当然、何が解けないのかを理解する必要があるのでワークは1週間前に終わらせておくことが理想です。


え?それが出来れば苦労はしない?

確かにこれを1人で部活や友人付き合いと並行して行うのはなかなか大変です。

ですが、これを1人でやっていく必要はありません。いざという時は大人の力も借りながら少しずつこのサイクルに慣れていきましょう。

CM

1人での勉強に不安を感じたら、ぜひ夏期講習をご受講ください。

受験生量産計画(ポスティング)

泉川中テスト対策攻略講座!

こんにちは加茂駅前校の津村です。

さて、長ーい1学期を過ごし、いよいよ明日から定期テストがはじまります。特に、泉川中をはじめとした木津川市の多くの学校は1学期中間試験を実施しないという事が多かったため、教科によってはテスト範囲が膨大になっています(汗)

ということで先日、土日を使って定期テスト対策攻略講座を実施しました。

その時の様子をご覧ください。

まずは演習授業編! 全員黙々と解いています。

席の配置は学年がバラバラ。どうもその方が集中できているようです。

後半は学校ワークの完成と各自の苦手教科を勉強です。この時は多少の席移動を許可して、問題の出し合いなどで勉強する子もいました。

今回は全学年をお昼の時間に実施しましたが、土曜日は相応な数の学校説明会が実施されたため、学校説明会に参加した3年生は夜からの演習となりました。

2日目は日曜日。この日は一部部活の大会で参加できない生徒もいましたが、学校説明会による欠席がなく全員みっちりな状態でした。

1点でも良い点になる事を願ってます。ファイト!

理不尽な採点? ②

こんいちは、加茂駅前校の津村です。

今回は前回の続きからです。(↓前回の内容はコチラ!)

https://wp.me/pcRRya-1N1

前回、とある高校生が『納得できない』としていた問題。本人の思考をコメント付きで考えるとこういうことになります。

確かに、絶対値というのは+,-がその値である事を示すものなので、|ⅹ|=3であればx=±3 になりますし、|ⅹ|≦3とであれば -3≦x≦3 となります。

そのあとの式の整理も数直線上に図示した整理もミスはなく実際の答え(模範解答)を見ても答えはx=-1/5 となります。

さらに言えば、この回答を他の高校の数学の先生に見せた場合、『ウチなら〇にしてた』という反応を返されても不思議ではありません。

 

では、何がまずかったのでしょうか?

それは絶対値の側より大きくなるはずの3x+2が『本当に正の値なのかどうか』が説明されていないことにあります。

要は、|ⅹ|=-5 なんてものはあり得ないですし、|ⅹ|≦-5 なんて値も取りようがありません。

つまり絶対値より大きな値を取るはずの3x+2が負の値になるというのは矛盾が生じるので、そういった値は排除しなければならないのです。

では、この矛盾点を出さないように3x+2>0という式を導入して解いたものがコチラになります。

はい、先ほども述べた通り、答えは結局x=-1/5 となります。

『じゃあ、結局意味がない事の説明を求められてるなら理不尽な採点じゃないの?』となるかもしれません。しかし、この子が通う学校は合格実績の中に旧帝大レベルの学校が出るほどの進学校となっています。特に京都大学レベルにまでなってくると、『解答の最後の一押しが公式・定理の理屈に合うのかどうかを考えさせる』といった、難解なひっかけ問答も存在しているのもまた事実です。とはいえ、志望校によって学校内の生徒の〇×を変えるわけにはいかないので、この採点は『適正な判断による採点である』と言えるわけです。

↑そのうえでコメントからも×にするのは心苦しいといった様子が見て取れます。うん、気持ち分かるよ!

このように、いろいろな採点に関しては各先生の思惑や価値観があり、完全に統一するのは難しいものです。その価値観の違いを比べる事で『何をしてほしいのか』を考えると、学校内の事情など思いがけない発見があるかもしれません。

みなさんも謎な採点があった場合、ぜひいろいろと考えてみてください。

 


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理不尽な採点? ①

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、塾に限らず『先生』を仕事にしている人たちについてたびたび議論になる『採点』についてのお話です。


SNSが盛んになってからというものの、小学校(特に低学年が多いです)の保護者とみられるアカウントから理不尽な理由で×をつけられていることに(親子とも)納得がいかず、軽い炎上状態になることが散見されるようになりました。

こういった炎上でよく見られるパターンとしては『まだ習っていない漢字を使っている』『足し算やかけ算の順番が違う』といった素人目から見たら『別にいいじゃん!』と思うような事に揚げ足を取っているように見える事が多いのかとは思います。

ただ、これに関して僕自身は『勉強において気を付けてほしいポイントや立場によって変わる』という側面が大きく、それによって『守るべき』だったり『守る必要がない』と判断できると考えています。

勉強において気を付けてほしいポイントについての例を挙げると、小学校では『漢字の書き順』については低学年ほど口を酸っぱく言われますが、高校生ともなれば漢検の受験でもしない限りはあまり触れられる内容ではありません。

これは書き順は『筆で書いた字が墨でにじんだり、筆の上げ下げの関係でつながった時に、どっちから書いたかで見分けられるようにするため【図1】。』という歴史と特性から、『まだ字を書きなれていない小学校低学年は書き順を守っていれば〇をもらえる可能性が上がる』というメリットがあるります。


【図1】左と右の行書体(officeにて出力)
書き順を守ると『左』の横棒が上の斜め払いに流れているので、下の『エ』の部分がつぶれても読めるという事です。こういった見分け方は古文や考古学の研究に応用されているとか。

そうなれば小学校1・2年生などは特に『書き順は守るのが無難』という結論に落ち着くわけです。こういった場合は『守るべきルール』としては妥当であるため、採点としては『間違い』とした方がいいと言えます。

次に、立場によって気を付ける例としては、小学校の先生が4年生に『直方体の体積の計算』を教える時に【たて×横×高さ】で教えたのちに、3年生の時に学習した『九九の計算の順番は入れ替えても結果が変わらない』という事を忘れている子供たちの混乱を防ぐために【たて×横×高さ】の順で記載をする【図2】。といった配慮なども含まれます。



【図2】小学校の板書(ネットからの拾い物)

算数が得意な子や塾に通う子は内心『5×4先にやった方が楽やん』と思うかと思いますが、これも算数が苦手な子に対する先生の配慮の結果だったりします。

こちらについては、苦手な子についてはルールを守れば出来るわけですが、単元によっては『計算の工夫』を求める以上、そういった発想は今後の学習でより難しい問題を考える上で重要なスキルです。よって教える側の先生は『守るべきルール』であり、教わる側の小学生は『守らなくてもよいルール』となります。


では、これを踏まえて次の例を考えてみましょう。

これは実際に高偏差帯の某高校3年生の数学(入試演習授業)のテストの採点です。

【お礼】掲載許可くれた子。本当にありがとう!

8点問題のうち最初の方でのミスで-6点。内容としては高校1年生の1次不等式を少し発展させたもので、最終的な答えは”x>-1/5”というのも正解しています。

※ちなみにこの子、この問題が〇だったら100点満点だったという大変素晴らしい結果を出しています。だからこそ悔しいし納得できなかったようです(汗)

一見、何も問題ないように見えます(恐らくは僕もこの解き方をしてしまいます)が、よくよく×の理由を考えると、盲点となりやすい点が隠れています。

特に旧帝大国公立・高偏差帯私立大を受験したい高校2・3年生は1度考えてみてください。

続きはまた来週!


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②リーフレット - 加茂Ver

今回は期間も長く困っているお子様も多いと思いますので、今回だけの大判振舞い!

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