恐れずに物を伝える難しさ

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、大学入試の年内受験が活発化してきております。進学先の年内決定は本人としても早期のうちにプレッシャーから解放されるという大きなメリットがありますが、我々のような小学生から高校生までを全て面倒みる塾の先生としても、この時期に高3生が大学が決まってくれると、年明けからは高校入試に注力できるため、非常にありがたかったりしています。そんな中で今週末にAO入試(試験内容:小論文)を控えている高3生の授業の一幕の紹介です。


その学校は全学科共通での試験内容を課されるため、出題の範囲が絞りこみにくく、社会課題について幅広く知見を持つ必要があるありましたが、本人は『そういった諸問題は授業で学んだので知っているけど、実際に考えるとなると難しそうで抵抗感がある。』という考えを持っていました。とはいうものの、実際の試験ではどんな問題を聞かれるか分かりませんので、いろんなパターンを想定しつつ、その場で考えをまとめる訓練というものを進めて授業は終了となりました。

しかし、そのような『社会問題』に対して、私たち大人もどこか『抵抗感』がある人が多いような印象を受けます。実際、『飲み屋で政治と宗教と野球の話はするな』などという言葉もあります。これは酒の入った中でケンカ腰になるような話はしないようにするという先人たちの知恵ですが、実際にTwitterで政治問題についての発言を見ていると、現職でやってる知事や国会議員まで巻き込んでの罵倒暴言の応酬合戦。とてもいい大人がやっているようには思えません。そんな状況であれば、大人だって『う~ん、詳しいわけではないし……』といって尻込みするのも当然です。子供であればもっとです。そんな環境で『入試の前だから意見しっかり持っとけよ~』は都合がいいにもほどがあるでしょう(汗)そういった攻撃的な思想にさらされることなく、安全に子供たちが社会問題について考えるには、『発した意見を否定されない事』が重要です。特に、現在進行形で大人が束になってもかなわない大きな問題だからこそです。


今、日本は国内外に大きな政治問題を多数抱えながらこれかなの世界を生き抜いていく必要があります。そんな世の中に興味を持ちながらも、意見を否定されない環境を整えることが出来ているのか?いろんな意見を子供たちが自由に述べることが出来る大人になれているのか?と改めて自問自答する今日この頃です。

増え続けるインテリア

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

かなり久々の更新となってしまいました(汗)

というのも、夏期講習を前に例のウイルスに感染したり、長い休みを挟んだことで夏期講習前後の社内連絡の確認やらたまった作業やらをこなし、一時的な休校期間を挟んだことで実施できなかった振替授業をどうにか夏休み中にと言って大量の授業に時間を割いたり(楽しいけど)で、落ち着いてブログを書く暇がまるでなかったという状態でした。(療養中は逆にヒマだし…… ほんと罹るもんじゃないですね………)

引き続き加茂駅前校界隈では流行が続いているので、皆様気を付けてお過ごしください。特に『乾燥したようなのどの痛み』が出た場合は要注意!これも経験者は語るってやつです

さて、今日は最近増えた教室のインテリアについてです。


塾と言うのは、当然勉強するところではありますが、テキストや学校パンフレットのような勉強・進路に関わるものだけを置いているのは正直味気ないもので、教室担当によっては少しばかりの『遊び』の部分が出て、それが教室の『色』になったりします。

例えば、神社のお札・お守りだったり

他には、教室に本棚を置いてみたり(本のセレクトは津村の趣味です(笑) 高校生くらいなら楽しく読めるはず!)

といった具合です。

そんなインテリアですが、ここ1年間でいろんな人が『津村へのおみやげ』としていろいろなものをプレゼントしてくれるため、じわじわと増えてきたインテリアをここでいっぺんに紹介したいと思います。あと家に持ち帰ってもホコリ被るだけなので(汗)

①うさぎのぬいぐるみ @兵庫

すべてはここから始まったと思います。

昨年の11月頃、どうにか行けた修学旅行先で『コレ、津村に渡したらおもろいやろ』というテンションで受け取ったものです。

フワフワの持ち心地は小中学生に大人気で、いつの間にやら名前を付けてかわいがってる子まで出てきました。今では加茂駅前校のアイドル的な存在です。

②オルゴール @石川

これは、僕が教室に持ち込みました。

お盆に言った旅行先で作成したバッヘンベルのカノンが流れる代物で、装飾は私がやりました(カノンが流れるので教会の装飾をしたかったのはココだけの秘密)

これもおもしろがって、休み時間ならす子がたくさんいました。オルゴールが流れるたびに教室は心なしか落ち着いた雰囲気になります。

③オットセイ @沖縄

これは、最近沖縄旅行から帰ってきた中学生がくれました。たぶんウサギを見て買ってきてくれたのでしょう。

新生アイドルの誕生なるか? これから津村へのお土産の定番がぬいぐるみになりそうな気がしてきました(笑)


それぞれの教室にはいろいろな意図でこういった設置物が置かれています。もし良かったらいろいろと触ってみてください。

 

CM

リンクス個別指導加茂駅前校では来週9/17(土)・18日(日)に中学1・2年生対象の定期テスト対策攻略講座を実施いたします。

先着10名までとなっております。お申し込みはお早めに。

リーフレット

ねがいごと

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、先週チラッとお話しした七夕の短冊ですが、1週間かけて子供たちが思い思いの願いをつづり、笹に結び付けてくれました。

教室のあちこちに色とりどりの短冊が飾られて華やいで見えております。

書かれた内容も千差万別で

始めての入試に思いを馳せたり

実力テストへの闘志を見せたり

シンプルにやりたい事を書いたり

大型イベントの当選祈願なんかもありました。

 

さて、そんな中で津村が個人的に気に入った短冊をいくつかご紹介!


①今年はチャンスあり?

まずは、毎年の七夕で高い確率で言われることになるコレ!

梅雨明けが記録的に速かった今年ならきっとチャンスがあるぞ!

(と思っていましたが、7/7当日夜は薄曇りでした。残念!)

 

②欲張りな短冊

さて、少し見にくいですがこんな短冊も見つけました。

書きすぎや!

全部で7つも願い事があります。短冊も7枚渡した方がよかったかな?

でもお兄ちゃんの病気は僕も治ってほしい……

③加茂駅前校の織姫と彦星?

ウチの生徒の1人に現在彼氏とラブラブな女の子がいます。

その子のラブラブ度はすさまじく、多くの中学生は『恥ずかしいしコッソリ付き合おう』なんて言いながら慎ましくも微笑ましいお付き合いをする子が多いのですが、その2人は『コッソリ付き合おう』と言った当日に2人とも嬉しくて学校中に言いふらし、あげく塾でもメチャクチャ言いまくった結果、今では学校公認レベルのカップルとなっているそうです(笑)

さて、そんな2人の幸せを願う短冊がコチラ!

名前が(若干隠れてますが)泉川中一同にされています(笑)

おもしろかったので、僕も勝手に『先生一同』として便乗しています。

この短冊を発見した例の生徒は『誰やねん!(照)』とツッコミを入れ、それを見た同学年の女の子たちがはやし立てるという微笑ましいシーンが見られました。

そして……

その子たちはこの願いに乗っかることになりました(笑) そこ!『選ばれたのは〇鷹でした』風に言わないwwww

結婚して幸せになれよ!(気が早い)


さて、いかがでしたでしょうか?

これらの短冊は夏期講習まで飾っておこうかと思います。

全ての願いが叶えばいいなと思う津村でした。

 

おまけ

せっかくなので僕も書いています。

ただ、これといって何か願うようなことがあるわけでもなかったので

全力でふざけました!


①去年も付けましたが……

花札の役である『赤短』を実写化しました。

花札を知らない子には『サマーウォーズのアレ』で通じます。

 

②緊張のクラス分け

グリフィンドール!(条件反射)

ハリーポッターのクラス分けでお馴染みのネタです。けっこう有名かと思っていたら、中学生の半分ぐらいの子から『知らない』と言われました。

着実におじさんと化してることにショックを受ける今日この頃です(´;ω;`)

③平和への願い

マジで帰って……

やっぱり平和が一番だよね。

④憎きアイツが

シュー

はい、Minecraftでお馴染みのクリーパーの似顔絵です。緑色を見た瞬間に書きたくなっちゃいました。

ちなみに、この短冊の隣には『リア充爆発!』と書いた短冊がぶら下がっています(笑)


来年はもうちょっと真面目に書きます(反省中)

夏を前に

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、先月末で加茂駅前校近隣3中学はテストが終了し、テスト結果も随時帰ってきております。今回も頑張った加茂駅前校の子供たちの結果をご覧ください。(2022年7月1日現在)


中1

数学98点(学年1位)

数学88点

英語88点

数学84点

5教科合計424点

中2

英語96点

英語94点

数学 +20点

数学 +17点

英語 +17点

数学 +14点

数学 +13点

数学 +11点

英語 +10点

5教科合計402点

中3

数学89点

社会+24点(5科パック受講)

5教科合計421点


今回も本当によく頑張ってくれました!

さて、そんな頑張った後にはエンタメも必要!

という事で、昨年同様に加茂駅前校では七夕飾りをつけています☆彡

今週より各生徒に願い事を書いてもらいながら短冊を飾っていきます。どんな作品が出たのかは来週あたりにブログにアップしますので、お楽しみに!

 

CM

リンクス個別指導加茂駅前校では夏期講習生を募集しております。

中学に上がって様子を見ていたけれどやっぱりしんどそう。

学年が上がってどんどん勉強が難しくなってる。2学期からついて行けるのかな?

テスト勉強頑張ったけど、問題の傾向が変わって上手く点が取れなかった。どうしよう……

いよいよ部活も引退!ここからガッツリ勉強モードだ!

といった皆様はぜひお問い合わせください。

TEL:(0774)76-8320

 

Wake Up !

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、他教室では実施されていた中間テストですが、加茂駅前校では近隣3中学校が全て5月中旬の修学旅行となり、その結果すべての中学校の1学期中間テストが消滅という非常に珍しい事態になっていました。

そんなこともあり、GW課題や模擬試験などこそあったものの、どの学年も例年よりゆったりとした時間が過ぎ去っていました。

 

しかし、どんな時間にも終わりはつきものです。

昨日、泉川中学校にて3学年全体で試験範囲が配布されました。

という事で、発表された範囲がコチラ!


1年生

 

英語

P.6~46

Unit0~2 全て

数学

P.12~61

1章(正負の数)全て+文字式2P分  中途半端ですな(笑)

 


2年生

 

英語

P.19~37

Unit2~3

数学

P.10~33

1章(文字の式と活用)全て ただし、半分の問題が式の説明とのウワサ!

 


3年生

 

英語

P.10~37

Unit1~3のほぼ全て

数学

P.10~65

1・2章(式の展開・因数分解~平方根)全て

 


 

当然、1学期分すべてのテスト分量になるので範囲もかなりのものになるワケでして……汗

という事で、課題も勉強量も今までのテストに比べて非常に分量が多くなっています!

『クラブ休みの前の1週間前から本気出す……』などと言わずに計画的に勧めてまいりましょう!

Zoomから始まる国際理解 ~フィリピン編~

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

今日はCHATTY英会話の授業で起こった面白い出来事についてお話しします。

今週も、まだまだ慣れないCHATTY英会話のフォローのため、イヤホンをせず、会話を聞こえるような状態にして受講してもらっていたところ、Zoomの先から

コケコッコー

という声が頻繁に聞こえてきました。

 

さすがに当の本人はCHATTYの先生とコミュニケーションを取るのに緊張してそれどころではなかったようですが、個別指導を受けていた子たちは聞こえてくる英語と鳴き声のコンボに興味津々。僕自身は初めての事でしたが、ペットの声はリモートワークに未就学児乱入並にあり得る&仕方のない話なので、『こんな状況は万国共通(笑)』と面白くなって授業後にInstagramに投稿しました(笑)

そして後日、CHATTYの担当者の方と打ち合わせの際に『授業の方大丈夫でしたか?』と(申し訳なさそうに)確認。どうやら担当者の方々があの投稿でまあまあザワついていたようで、『コレ、確認した方が良いよね……』となっていたようです。

お騒がせして申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。 いやぁ、SNSって難しいね(汗)

スグに子供たちの中でもちょっと話題にはなりましたけど、『ペットも家族やから仕方ないよね』と好意的に受け止めている(というよりむしろ面白がっている)という事を説明し、その際にCHATTYの講師が住むフィリピンでは『家庭にニワトリを飼う事が非常に多い。』というお話を聞きました。

これは内情を知っておくと、面白い話が出来そうだ(・∀・)

という事で、フィリピンとニワトリの関係について調べてみました。


フィリピンの家庭では多くの家庭でニワトリを飼っており、土地の広い田舎のみならず都心でもニワトリを飼う傾向が多いようです。田舎であれば鶏肉や卵のために飼育している家庭も多いようですが、都会のニワトリはほとんどが『闘鶏』と呼ばれる賭け事のために飼育されているようです。

闘鶏は古くは日本でも開催されていた伝統的な博打(賭け事)の1つで、フィリピンでは『sabong』と呼ばれ、世界的で最も熱い闘いが繰り広げられています。

上が闘鶏場の様子。見渡す限りのオッサンです!(笑) 日本でいうところの競馬に近いのでしょう。そんな闘鶏で戦う鶏たちですが、なんと試合前に足に『タリ』という刃物を装備します!

うん、普通に鋭い!

ちなみに写真のところとは別の『違法闘鶏賭場』では摘発に来た警察官を(人間が)このタリを使って殺害したというニュースもあるぐらいです。そんなものを付けて闘うわけですから負けた鶏が死んでしまうケースも少なくないそう……

ちなみに賭場では屋台が出ており軽食を食べることも可能。(競馬場の土手焼きポジションか?)

って 焼き鳥!

津村)すいません。念のために確認なんですが、これ負けた方とかじゃ………

HP)せやで。新鮮やから旨いで~

津村)……………………

と、このように命がけ(鶏が)の戦いが繰り広げられる闘鶏。日本人も観光で行き、実際に賭ける事も可能との事です。(法外な値段を吹っ掛けられる可能性があるのでそこだけは注意!) 熱い闘いを見てみたいという方はぜひフィリピンで体験してみては?


 

さて、今回はオンライン授業をきっかけにフィリピンのニワトリ事情を調べてみました。こういったきっかけで世界の文化を知れるのも楽しいものです。CHATTY受講者のみんなも奥からニワトリの声が聞こえてきたら、是非この話を思い出してみてください。

【おまけ】

フィリピンで擬人化アプリが流行るとこうなるのでしょうか?

今年も模試が始まった!

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、新学期も始まり新しい生活に期待や不安を抱く子たちも多いかと思います。そんな中、本日9日は新中3の子供たちが初めての5教科の模擬試験を受験していました。



毎年の事ですが、模試自体のレベルが学校の試験より高いこともあり、たとえ中1・2年生の話であっても、意外とスッと出てこない物です(汗)

結果はGW前ごろ返却の予定です。お楽しみに!

今年度の入試を終えて ~中学校新課程と公立高校入試の変化~

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、山城学区の中3生は月曜日に卒業式を終え、あとは中期組の結果発表を残すのみとなっておりますが、加茂駅前校ではすべてのテストが終了し、生徒・講師ともに穏やかな時間が流れております。

さて、本日は今年の入試の総括としまして、『中学校新課程と公立高校入試の変化』についてみていこうかと思っています。まあ、こればっかりは実際に問題が出てみない事には分かりませんので(笑)

さて、前期・中期試験と例年の問題たちをじっくり問題とにらめっこして分析をかけてみました。個人的な主観はこんな感じ!


国語(主観:平年並み)

文章自体は特に中期試験でとっつきやすい印象。知識問題の配点も例年並みではあるが、レパートリーがなかなか多岐にわたっていたのが興味深い状況。

発表や資料整理など、文章題以外の授業の重要性はココからどんどん上がっていくであろうというイメージが湧く。

PICK UP

中期 大問1(4)

『大』という漢字の成り立ちについて、次の(X)(Y)に当てはまる選択肢をそれぞれⅠ群・Ⅱ群から選びなさい。

 物の形をかたどる事でその文字を表現する漢字を( X )文字と言う。『大』という漢字も( Y )と同じく( X )文字に分類される。

【Ⅰ群】

(ア)象形  (イ)指示  (ウ)会意  (エ)形声

【Ⅱ群】

(カ)本   (キ)羊   (ク)知   (ケ)油

津村のコメント

漢字の分類に関わる問題は結構レアリティが高いと思い、今回PICK UPいたしました。ここには載せていませんが、中期現代文のラストには批評分の書く時の注意が出題されており、本当に何を聞かれてもおかしくないんだなぁと感じさせてくれます。

社会(主観:難化)

これまでの試験に比べ知識問題が減少し、票・グラフの読み取りや割合を用いた計算問題など『1問1答』に特化すると確実に躓いてしまう問題が多かった。

今まで以上に、記述などの『理由を答える問題』をしっかりとこなせるようになることが重要になると感じた。あと、個人的には地図記号系の問題が出なかったのは、地味~に衝撃だったかなぁ……

PICK UP

中期 大問3(2)

今年度公立試験問題より写真として引用

津村のコメント

この問題を解くには『この白い壁の建物はどんな気候で見られるのか?』『その気候区分が世界のどの個所にある(多い)のか?』という2つの知識が必要であり、その理解のためには『なぜ白塗り&窓小さめ+ブラインドが快適なのか?』を理解しているかどうかで知識の定着度が大きく変わってきます。とても『社会は暗記科目』と一言で済ませていい訳がないという事を痛感させる良問でした。

数学(主観:易化)

過去問などでは状況把握に時間がかかるような規則性の問題をはじめ、全体的にとっつきやすい問題が多かった。

しかしながら、今年の共通テストのように来年度本気を出す(トラウマ)ことも想像できるため、引き続きいろいろな出題パターンに慣れていく必要がある。

PICK UP

 

中期 大問2(2)

2つのサイコロを振り、出た目をa,bとする時、a/bが循環小数となる確率は?

津村のコメント

数字の分類に関わる言葉は、急に聞かれると困る事が多いと思います(笑)。こういった意表を突いた(?)問題にも対応できるように計算だけでなく言葉についてもしっかりと押さえておきましょう。

理科(主観:難化)

実験・観察の記録から出題するというスタンスこそ崩さなかったものの、こちらも社会同様に表の読み取りや計算問題が増えたように感じます。

PICK UP

中期 大問6(2)

今年度公立試験問題より実験概要を写真として引用

〈実験〉において酸化銅3.20gと炭素粉末0.36gの時に残った黒色粉末を物質X、酸化銅2.40gと炭素粉末0.12gの時に残った黒色粉末を物質Yとしたとき、X・Yの組み合わせとして正しいのは次のうちどれ?

(ア)X:酸化銅 Y:酸化銅  (イ)X:酸化銅 Y:炭素

(ウ)X:炭素  Y:酸化銅  (エ)X:炭素  Y:炭素

津村のコメント

酸化銅と炭素粉末が過不足なく反応する質量比を見つけて、問題で与えられているX・Yが果たして酸化銅なのか炭素なのか(両方黒なのがなんともイヤラシイ!)を質量比から考えた過不足から見分けるという問題です。そして、この問題の恐ろしい所が、この後にゴリゴリの計算問題である(3)を仕込んでいるという点。一応前提知識があれば2年生でも解くことは出来ますが、なかなかハードで面白い問題でした。

英語(主観:平年並み~やや難化)

共通テストのリスニング配点の変更(200:50 ⇒ 100:100)から、下手したらリスニングの配点が上がるかと思っていましたが、そんなことはありませんでした(笑)

PICK UP

 

前期 大問4(2)

それぞれの質問に対する答えとして最も適当なものを次の(ア)~(エ)から選び、記号で答えなさい。

※以下はリスニング問題のため、実際は放送で流されたものを聞き取って解答します

(ア)A brown cap and a black bag.

(イ)A blue cap and a black bag.

(ウ)A brown cap and a blue bag.

(エ)A blue cap and a blue bag.

放送原稿

A:Hi,Emma. What will you buy for Kana’s birthday?

B:Hi,Saki. I found a brown cap and a black cap last week.

A:Oh,I went shopping yesterday and bought a blue cap for her.

B:OK,then I will buy only the bag. I hope she will like it.

津村のコメント

加茂から受けた受験生たちが例年より難しかったと口をそろえていたのが前期英語のリスニングでした。あまりにもそのような声が多いのでリスニング原稿を確認すると理由はハッキリしました。今までであれば重要な分は後半にあるどこかの1文で答えが分かってしまうような問題が多かったのですが、上記の問題は2~3文目にまたがるように聞き取るべきキーワードが入っており、おまけに2文目にはブラフまで備わるという、なかなか嫌らしい原稿でした。配点は上がっていないものの、リスニングのレベルは今後も上昇していくと見て問題ないでしょう。


さて、いかがでしたでしょうか?

個人的には特に難化の傾向が高いように感じた理科・社会で『新傾向を取り入れるぞ!』という気概を感じた公立入試となりました。しかしながら、先ほど数学の項でも若干触れた通り、『変わりたてやから今年は様子見。来年度から本気出す!』の可能性も十二分に残されていると踏んでいます。

さて、集団指導部などでは年度が替わり新学年として頑張っている子供たちも多くいます。加茂駅前校でも新年度に向けてしっかりと子供たちと頑張っていけたらと思います。

高校新課程教科書 共通テストサンプルから読み解かれる新傾向

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて2月に入り高校入試もここから本格化!教科書改訂やコロナ禍など、例年以上に多くの要因に振り回されてきた今年の中3たちも、ここから一世一代の大勝負です。入試を前に加茂駅前校でも自習者がたくさん来ております。

一方で、オミクロン株の大流行は第4波まで散発的な発生しか見られなかった加茂駅前校周辺でも学年で数人レベルまで感染が広がっているため、最後の最後で体調不良という状態にならないよう、塾に来てくれている子も、そうでない子も、しっかりと体調には気を使っていきましょう!(もちろん受験生以外も気を付けていきましょう!)

さて、本日は今年高校受験を行う子供たちが高校生になった後のお話をします。大学入試センター(https://www.dnc.ac.jp/index.html)にて興味深いページを発見!

来年度の高校教科書改訂に合わせた新教科の『地理総合』『歴史総合』『公共』『情報』についてのサンプル問題が掲載されていました。

どの教科も来年度以降高校で必修化されて教科のため、ほとんどの学校で1・2年生の間に履修する教科になっていますが、国公立を受験する際の基礎教科として導入されているため、『試験を受けさせて大学に入学させる』タイプの学校に関してはここに掲載されている問題のレベルがゴールとなるわけです。

これは塾の先生としても問題を見ずにはいられません♪

ということで、各教科をお仕事の合間に解いてみました。


地理総合

津村の正答数:8/12問

【感想】

中学の地理と同様に世界地理から地図の読み取りまで多岐にわたる問題が掲載されていました。特に、ハザードマップからの情報を読み取る問題は実生活においてもしっかりと思考しておくべき内容であるため、『知識利用』が活きている問題であるように感じました。


歴史総合

津村の正答数:10/11問

【感想】

こちらは産業時代以降の日本史・世界史についての出題がメインであり、今年度まで実施の『日本史A』『世界史A』と近い点があります。しかしながら、憲法制定までの流れの確認や冷戦構造の問題など、暗記よりも論理に力を入れて学習すべきと考えられます。あと論理重視だったため、戦争好きの理系としては得点がとりやすかったです。


公共

津村の正答数:10/11問

【感想】

こちらは公民科の新出科目で、様々な思想についての話が多くあります。ただ、こちらも歴史総合同様に対立が起こった際の合意形成など、実践的かつ論理的な思考力を求める問題が多くある印象を受けました。また、テストであるにも関わらず正答が1つではないというなかなかに面白い問題が出題されていたのも特徴です。(この考え方自体が古くなっていくのかもしれませんが……)


情報

津村の正答数:25/49問

【感想】

誰がPC音痴じゃ!(図星)

という冗談はさておき、外部接続についての知識・プログラムの知識・情報処理の知識がまんべんなく出題されています。こちらも暗記教科ではなく、記載された情報を正確に判断する必要があるため、高い論理力が必要とされており、とりあえず接続が出来てOfficeが使えればいいといったノリでは太刀打ちできません(当たり前じゃい!)。

 


 

さて、すべての教科で総合的に言える事があるとすれば、やはり知識を抑える以上に知識を使う必要性が非常に高まってきているように感じます。

この仕事をしていると、よく『こんな知識いつ使うんや!』というヤジが飛んでくることがあります。(これは、実際に大人でも同じような考え方をしている人を見かけるようになってきました。)しかし、そういった判断を求めるテストのサンプルがこのように提示され、実際に解いてみると、僕自身が『前提となる知識から答えを推察して解く』という手法をおおくもちいており、改めて判断するためには前提の知識がとても大事であるという事をまざまざと示されたように感じました。

来年度以降、高校側がこの改定に合わせてどのような授業を展開してくるのか?

それに合わせて今の小中学生たちが高校でどのような判断を下すのか?

今後の流れが非常に楽しみでありつつも、またいろいろと考えてしまう津村なのでした。

[Xmas特別企画] お父さんの隠した数字はいくつ? 報酬受け取り編

新年あけましておめでとうございます。加茂駅前校の津村です。

さて、前回難問を前にしてどれだけの子供たちが正解にたどり着いたのかを記載することなく年が明けてしまいました。さて、正解者は……

正解(ブログ掲載用)

 

 

いや、多すぎィ!

 

たくさんの時間があったためか、僕の想像を超える先生・生徒合計12名の正解者がありました。

さて、ここでやはり話題になるのが、景品であった

☆満点賞つかみ取り☆

です。

本日は血気盛んな冬期講習期間に花を添えた満点賞つかみ取りの様子をご紹介します。


小学生編

 

①天才少年D

まずはトップバッター! PCの扱いが得意だという彼は、親と一緒になってExcelにまとめながら解いたそうです。

さあ、クリスマスツリーの前でガバッと掴んじゃいなさい!

『よっしゃあー!』

ポロポロ……『あー!』

『獲ったどー!』

最終的にこれだけゲットしました。


②天才少女F

さあ、次は友達と協力したという女の子だ!

数字を1つに絞り込んだ子は両手で取れちゃうぞ!

よせて……集めて………

スポーン!

やっぱり、片手で取ったD君より多いかな?

持って帰るためにそこそこ輪ゴムを使ってました。


③天才少年E

次は速読解・英会話講座で通っている彼。個別授業のような宿題や授業中のテストとかがない分特別賞の割に満点賞がたまりにくいのが悩みだとか……。

ここがチャンスだ!行け!

寄せてー集めてー!

ほとんど持ってったー!(この後補充しました)

それにしても、持ってった時めっちゃいい顔してるやん……

彼は紙袋に満点賞を突っ込んで持って行きましたとさ。(どんどん持ってく枚数増えてないか? ヤベエヨヤベエヨ)


中学生編

 

①天才少年A

 

論理とメタ読みを駆使して答えを1つに絞り込んだ彼。中学生の両手故に小学生以上にガッツリ持って行く気しかしません(汗)

『ほんまに両手で行くで』『来いっ!』

『うりゃー!』

大量に掴まれる満点賞。その結果……

縦には詰めないほどの量になってました!

使い切れないと判断した彼は、後日友人と物々交換を行ってました(本当はダメなんですが、今回は特例で目をつぶりました)


掴まなかった人編

さて、今回は何もつかみ取りだけではありません。賞カード自体が潤沢にあるものの、交換のために必要な特別賞がないという子のために、正解の答えである70ポイント分の好きな種類の賞カード(ほぼ特別賞一択)と交換を行いました。そんな選択をした子たちがコチラ。

①天才少年B

1択正解はポイント2倍なので特別賞14枚ゲットです!

②天才少女H

彼女も友達と頑張ったとの事。

③天才少年C

悠々とポイント交換で賞カードを手にした彼。先ほどのA君に交換用特別賞を渡す代わりに満点賞をもらうという手法を取っていました。うーん、策士。


先生編

さて、正解した先生方も4人。いろいろ考えた結果、先生方には掴み取った賞カードの枚数×5円で津村が自腹を切って奢ることになりました。

①N先生(文系 講師歴:4年)

先生方の分は授業が終わった後に実施。枚数を数えれば良いので、カードの種類はテキトーです。

『ガバッと行っちゃって下さい!』『じゃあ、こんな感じで。』

掴んだ分は机の上にのせたら終了です。終わったらみんなでカウント♪

とある講師『なんか、思ったほど取ってないですね。』


②M先生(文系 講師歴:3年)

『えー、どうやったらたくさん行けるやろ?』

③T先生(理系 講師歴:1年)

『僕らって片手でしたっけ?』

この2人は同じ勤務日だったので一緒の机でカウントしています。


④O先生(理系 講師歴:1年)

『じゃあみんな数えてるんでコッチで。』

すくい上げて机にドサー!

とある講師『え?それセコくないっすか?』

結局一番多く掴め(?)ました(笑)


さて、いかがでしたか? 今年もこんな感じで『楽しく』『みんなで』『成績の上がる』教室を目指して頑張ってまいります。

改めまして本年もよろしくお願いいたします。

おまけ

 

惜しかった人編

正解である『70』を数学が得意な友人と考えてきたものの、答えを12/25に言いに来た子がいました。(なお正解発表は12/24の23:59で、回答期限も24まででした)

確かに話したLINEの形跡を見ると22日付の会話履歴が……

『先生、これが物的証拠なんですけど何とかなりません?』

残念ながら『全員平等に時間切れ』という事で断りました。今年はきっといいことあるから頑張ってね。

ガチで解いてくれてた保護者様編

さて、クリスマス前に保護者様からメールが(ちなみにメールアドレスは名刺に記載しているので保護者さん全員が調べられる状態になっています)。

お父さんの隠した数字

 

これはとある正解者の保護者さんが『子供と一緒に考えた』という事で送ってくださった解答例です(掲載許可ありがとうございました)。

高校数学の集合で習う『ベン図』を使った解法で、偶数・奇数に分けて50個の数字を3・5・7の倍数に着目しながら分類するという解法です。『高校生であればこちらの方が解きやすそうかも。』と、思わず納得しておりました。

1つの問題でも突破口がいくつもあるのがこういった問題の醍醐味だと改めて感じた年末でした。

(こうやって見ると共通テストとかで不意に出てきそうな雰囲気があるかも……)