前期試験を終えて

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、加茂駅前校では2/6から奈良の私立が、10日には京都私立・16日に前期試験と受験生たちが続々と試験を受けてきました。

まずは、毎年恒例の合格校の発表から!

RESULT(私立編)

奈良育英高校

高大連携Sコース:1名

国際理解Gコース:1名

総合進学コース:1名

奈良文化高校

看護学科:1名

大谷高校

インテグラル:1名

京都橘高校

総合類型:2名

京都廣学館高校

アドバンスコース:2名

ジェネラルコース:7名


ひとまず、無事に全員高校生になることが出来るようでホッとしています。

(まあ、高校浪人なんてほとんどないのですが 笑)

しかし、ほとんどの生徒の本命は公立入試。引き続きバリバリと指導を行っていきます!

 

さて、そんな入試期に個人的に楽しみにしているのが問題傾向の分析。なんやかんやで7~8年くらい公立の問題をいろいろと見続けているので、『今年はどんなん出たかな~』と(受けてきた生徒の疲労感とは裏腹に)楽しみにしながら問題を見ています。例年に倣って、今年の問題がどんな感じだったのかを津村目線で分析したものを載せさせていただきます。


国語:昨年比の難易度

やや易化

人文学系統の現代文2題と古文1題といういつもの構図ですが、古文が読みやすいなどの理由から昨年に比べて簡単だったように感じます。

また、問題自体は知識系が16/50点と3割を占めるいつもの構図ですが、特にこの辺が簡単だったので、そこでどれだけミスがないか・それ以外でどこまで点を稼げたかがポイントとなってきます。

津村Pick Up問題

大問1.(2)

本文中の一律浮き彫りにするの意味として適当なものを、次の選択肢の(ア)~(エ)・(カ)~(ケ)の中から選びなさい。

一律

(ア)例外なく全て同じ (イ)はっきりしていて確か

(ウ)深みがなくて単純 (エ)秩序だって厳格

浮き彫りにする

(カ)新たにする    (キ)目立たせる

(ク)華やかにする   (ケ)ゆがませる

意外と今までの問題では多くなかった印象の問題が、このような普段使う言葉を説明させる問題。急に出てくると結構ヒヤッとするものです(笑) 普段、自分だけでなく大人やニュースキャスターなどがどうやってこの言葉を使っているのかというのがこの問題を解くときの大きなヒントとなると思います。

答え:(ア)・(キ)


数学:昨年比の難易度 やや難

まあ、去年がけっこう簡単だった印象がありますので(笑)

問題配置はいつものように1.小問・2.統計・3.空間図形・4.関数・5.平面図形・6.規則性と大きな変化はありませんでした。(まあ、2.の統計が資料の整理と活用なのは若干のレアポイントだったりしますが…… たぶん中期は確率が大問にあると思います)

クセの強い問題はあまり見られませんでしたが、正確な数学語句の把握・空間把握能力などをバランスよく見るテストだったと思います。

個人的にはここ数年で一番好きな難易度感かもしれない……(ぇ

津村Pick Up問題

大問4

以下の図のように関数y=a/xのグラフ上に3点A,B,Cがあり、点Aの座標は(2,6)、点B,Cのx座標はそれぞれ4と-4である。また、2点A,Bを通る直線とy軸との交点をDとする。

(1)aの値と△BDCの面積を求めよ。

(2)点Bを通りx軸に平行な直線と2点CDを通る直線との交点をEとする。また、直線BE上に点Fとり、四角形COFEの面積が△BDCの面積の2/5倍になるようにする。点Fのx座標を求めよ。

後半の難易度は高いですが、その気になれば2年生でも解けてしまう問題です。座標平面上であっても図形の時に習った定理が使えるかどうかが非常に重要となっています。解説は分けておきますのでぜひ自信のある中学2年生の皆さんは解いてみてください。

答え:(1)a=12,△BDC=36 (2)8/5

解説はコチラ

津村Pick Up問題 大問4 解説編

英語:昨年比の難易度 平年並み

リスニングの配点から英作文の配点まで全く普段通りで、長文自体のレベルも大きく難しくはないというのが実際の印象です。例によって長文問題をどれだけ効率よく読めているのかが大きなポイントと言えると思います。

津村Pick Up問題

大問3(7)

本文中の内容(略)に合うように次の質問に指定語数で英語で答えよ

(a) Do Ryo’s uncle and Ken work as a guide on the tour in all seasons?     :3語

(b) What were the corals like to Ryo when he finished transplanting them?:4語

本文内容は、親せきの家に遊びに行った良(Ryo)が、サンゴの綺麗だった海岸からサンゴが死滅している事にショックを受け、その原因と対策を講じるグループの見学を通して学んだことを発表したスピーチ文でした。こういった問題はしっかりと文章を読まなければいけないのですが、答え方を知っていることで探し出す時間を短縮することが出来ます。例えば(a)であればDo ~ ?と言われているのでYes,I do.かNo,I don’t.の2択しかありませんので、該当箇所を見つけて〇×の判断でOKです。一方の(b)は「~のようだ」と言ってますか?といった具合の質問なので、文中から”like”の単語を探せばすぐに見つかる事でしょう。

答え:(a) No,they Don’t. (b)They were like stars.


さて、いかがでしたか?

前期の結果は水曜日に発表となっています。うまく行かなかった子は「どこで点数を取るか?」を再確認するラストチャンスとも言えます。しっかりと対策の上で中期試験に臨んでください。