真・天下一授業会

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

皆様、GW明けはいかがお過ごしでしたでしょうか?

加茂駅前校では一部中高生を除くと中間試験が実施されない関係上、5月も引き続きのんびりとした雰囲気で時が流れております。こんなに平和でいいのか?

そんな中、毎年GW前半に私たち立誠学院グループは『真・天下一授業会』を開催しています。

 

出場者は集団部各校舎にて教鞭をふるう猛者だらけ。

そんな大会に個別部門で唯一、

津村が参戦することになりました。

(作成サイト:https://smashbros-gen.netlify.app/ )

本日はそんな天下一授業会の様子をお伝えしたいと思います。

果たして津村は個別唯一の参加枠として爪痕を残すことが出来るのか?

 

①教科決め&練習

さて、参加するのはいいものの、『教科はどうするのか?』『単元はどこが良いのか?』など決めなくてはならないものがそれなりにあります。まずは、今回の試合のレギュレーションはコチラ!


1回選

制限時間:10分 教科指定なし

「わかりやすさ」「プロフェッショナル」「パフォーマンス」「魅力」

を各10点満点で採点(一部加点・原点要素あり)

経歴によってハンデポイントあり

2回戦

クジ引き 1回戦の順位によりくじの枚数が変動 3名が決勝へ

決勝

制限時間:8分 1回戦の教科は使用不可

いちばん好きな授業を投票で決定!

その他

服装自由


という事で、得意な教科をメインに据えながら立ち回ることにしました。そして選んだ教科と単元は

1回戦:理科 3つ以上の抵抗の計算

決勝戦(行けたら):数学 式による説明(3年Ver.)

の2つに決定しました。

単元が決まれば後は練習あるのみ!

夜中に講師の先生方に授業を見てもらいながら練習を重ねます。

 

②1回戦

そうして加茂駅前校でコソコソと準備を行いながら迎えた大会当日。

会場は椥辻北校です。

今回、個別指導歴はそれなりにありはするものの、クラス城陽校で集団授業を担当し始めてまだ2か月というド新人状態。カテゴライズ的には「プロフェッショナル」については得点はそこまで見込めないと踏んで、『わかりやすさ』『魅力』でどこまで勝負ができるかにかかっているという判断を下していました。

そこで、当日の『魅力UP』のために選んだ服装がコチラ!

溢れ出す知性をアピールできる『素数Tシャツ』です!

そこ!変なヤツって言わない!

さあ、あふれ出る知性を感じる衣装(?)でまずは試合の順番決めです。

クジ引きの結果、順番は4回戦後半。対戦相手は古賀先生です。

(ちなみにネームタグのカラーは 赤:立誠最古参 青:ベテラン 黄色:中堅 緑:若手 ピンク:初参加 です。このカラーランクが後ろになるほど、ハンデポイントをもらえます。)

序盤から、現在進行中のウクライナ戦争に触れながら授業をする先生、自身のキャラクターを前面に押し出しながら解説を行う先生、中学受験理科のような深い知識を持って授業を行う先生と、周辺は強敵ばかり(汗)

そんな中、いよいよ出番の第4試合がやってきました。

対戦相手の古賀先生は高校数学Ⅰの『式の計算』で勝負をしかけてきました。状況的にもまだ中学生のノリが残る高校1年生(4月)たちに、解き方のコツを丁寧に伝えながらの授業。かなりうまい授業でした。

難なく授業をこなし、ついに僕の手番がやってきました。

開始前にある程度の板書が許されていたので、まずは授業予定の4パターンの回路の板書を行います。

さて、この3つ以上の抵抗の計算ですが、①,②はなんとなく『直列回路・並列回路の公式を伸ばすだけでいいかな?』という形で想像ができるかと思います。

では③,④のように直列と並列を混ぜた問題はどうすればいいでしょう?

このタイプの問題自体は、定期試験でたまに見かける問題ではありますが、正直に言えば『100点阻止のイジワル問題』という側面が強い難問です。それを10分間で解説しきるという条件なので、準備中にも

『え、ムズいやろ。』『大丈夫なん?』という感じの、集団指導部の皆様のザワザワを聞きながら準備をしていました。

 

そして、準備も出来たので予選用の授業開始です。

公式の確認をして~

①は直列やから足し算して~

②は並列やから逆数の足し算にして~

『もうどれだけ数が増えてもこの公式を伸ばすだけやから楽勝だよね~……』

『ってナニコレ⁉(迫真)』というか自分で書いたやん(笑)

と、全体を大きく惹きつけたところで解説を続行します(笑)

では、先ほどの答え合わせですが、このように直列、並列が混ざった抵抗は下の図の赤で囲ったところのように1つの大きな抵抗としてみることが出来ます。(この考え方を『合成抵抗』といいます)

ということで、③は赤の部分の直列の抵抗を出した後に並列の公式に入れて計算。④は赤の部分を並列の抵抗として扱って1つの抵抗を出した後に直列の公式に入れて解説を終了。

やれることはすべてやりきれたと思います。

 

という事で、得点を集計して結果発表です。

どうやらお互いが周囲の予想以上に目を見張る授業を行ったため、前代未聞の両者800点超えのハイレベルな戦いだったようです。

そんな中で、どうにか数十点の僅差で競り勝ち、津村はどうにか2回戦への進出を果たすことになりました。

『古賀先生、楽しいデュエルだったぜ!』


そして、試合終了後も2点差の熱いバトルが繰り広げられたり、ゴリゴリの国公立中学受験対策の国語の授業が行われたりとハイレベルな授業が展開され続け、最終的に2回戦へと進んだ先生方がコチラ!

ド新人(津村)から社長までが揃う非常に熱い1回戦となりました。

 

③2回戦

さて、2回戦は1回戦の得点が高い順にクジを多く割り当てた抽選です。

得点の順位はコチラ!

1回戦は集団部の皆さんの予想以上の授業を行って、ハンデポイントを含めた不意打ちを成功させた津村がトップ通過(838点)です(^^♪

1位通過は63枚のクジの中に20枚というかなり多めの枚数は入れられていますが、それでも30%程度は決勝に進めない可能性はあります。

といった心配はしていましたが、特に問題もなく決勝に勝ち進みました。

決勝戦は、栗本レオ先生・津村・佐々木先生の3人となりました。

ちなみにこの3人は全員クラス城陽校勤務だったりします。すごい偶然。

 

④決勝戦

さて、そんな決勝戦ですが、いきなり衝撃のオーダーが飛んできました。

社長『あ、予選の時間が押しててこの後の飲み会の予約時間がヤバいから1人5分な。』

決勝進出の3人『えっ(困惑)』

これにはかなり参りました。そう、僕は決勝用に用意したネタは『式による説明』という内容が濃い~ものです。正直8分でギリギリな量でもあります……汗

とはいうものの準備しているものを変える事もできないので、無理矢理授業スタート。話したいことが話せたかというと微妙ではありますがベストは尽くしました。

 

さて、という事で結果発表の時間。最後については『一番良かった授業』にという評するシステムです。

優勝は

栗本レオ先生

 

授業構成が唯一8分構成から短くできる(多角形の外角)単元セレクトだったことが功を奏していたように感じます。

ちなみに津村は初参加で予選1位通過を成し遂げたことで、新人賞をもらうことが出来ました。

 

⑤そのあと

終了後はそれぞれの健闘っぷりに対しての激励が飛び交う飲み会でした。

普段より集団指導でブイブイ言わせている先生からも、『すごかった』とのコメントをたくさんもらうことが出来、とても良いGW前半となりました。

(新人賞のスリッパ&ジュエル座布団。ちなみにこの写真、後ろの『自慢』がいい味出していると好評です笑)

とはいえ、今回はハンデポイントがかなり有利に立ち回った結果でもあるため、まだまだ授業には改良の余地アリです。

ということで、1回戦(理科)の皆さんの感想をいくつか紹介します


①一番辛口なコメント

要約:合成抵抗よりもVやAを使う方が楽なことが多くない?

はい、その通りです(笑)

でもそれを入れると25分くらいの授業になりそうだったので割愛しました。まあ、実際の授業では『最短経路で求める練習』の授業を行うことになるんだろうなぁ。

②一番甘口なコメント

要約:構成が段階的で計算方法まで解説してくれたので、初心者として最高に復習出来ました。

かなりハードな内容を『これならできそう!』と思ってもらう事が1つの目標だったのでうれしいコメントでした。

③一番うれしかったコメント

要約:ホンマにこの前クラス指導持ちたてなん?良かったです。

ありがとうございます!

まあ、加茂では定期試験前後で簡単ながら授業はしてましたので(笑)

④Tシャツについてのコメント

計画通り!

⑤優勝者 レオ先生のコメント

要約:緊張してた?「え~っと」って言うの多かったけど。汗

あ、それ口癖です(汗) ちなみに緊張はそこまでしていませんでした(笑)

ですが、場合によっては子供たちを不安にさせる良くない口癖ではあるので、これは要矯正ですね(汗)

⑥我らが山田先生のコメント

ハンデポイントおいしかったです(笑) そして安定のツムツム呼びは固定のようです(笑)

次はハンデが大幅に減っていると思うので引き続きスキルアップ頑張ります!


平均ポイント(10点満点)

わかりやすさ:6.36点

プロフェッショナル:5.55点

パフォーマンス:5.86点

魅力:6.59点


最後に個人的な感想ですが、僕に限らず出場したすべての社員が夜遅くまで練習したりとゴリゴリに努力を重ねていました。そんな刺激多岐な授業がと努力のぶつかり合いの中で一定の結果を残せたことは非常に自信がつく結果となりました。

来年は、容赦なく他の社員さんとも戦う事となると思いますので、個別という空間ではありますが、引き続き子供たちに落とし込みやすい授業を日々心掛けていこうと思います。

 

おまけ

教室にて『ドヤッ!』と掲示される新人賞の賞状

 

CM

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1学期中間テストが始まります!

こんにちは!リンクス個別指導城陽校の栗本です。

新年度も始まって1か月以上がたちましたが、新しいクラスには慣れましたか?

中1・高1の新入生は今までと全く違った生活リズムに戸惑っていませんか?

やっと慣れてきたかなという頃に来るのが、1学期中間テスト!

1年の初めのテストは、この1年間を占うといっても過言ではありません!!

【ここでスタートダッシュを切れたら…】

【ここで去年とは違う点数を取れたら…】

きっと、この1年間自信を持って、勉強に取り組み、部活や遊びも満喫できるはず!

 

リンクス個別指導城陽校では、今年度も「定期テスト攻略講座」にて、

テスト勉強を通して、塾を体験できる一石二鳥のキャンペーンを行っています!!

ちょっと、勉強頑張りたいなと思った今がチャンス!

一緒に頑張りましょう!

子供たちの幸せな気持ち

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

新年度、例年よりも早咲きだった加茂駅周辺の桜はすでに葉桜となっております。本年度も加茂・和束・笠置エリアの子供たちと共に頑張って参ります。

さて、春期講習期間中、授業と新規面談と骨折の痛みでバタバタしている中で、こんなニュースを見かけました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b75822b2f9c5423b0b7348285799076fa1ea823

内閣府が4/1に発足した「こども家庭庁」の創設に関わった内容として、「子ども・若者の意識と生活に関する調査」を行ったところ、10代前半(主に中学生が該当)の94.2%が「今の自分が幸せだと思う」と答えるなど、若い世代の幸福感や自己肯定感が高いことが分かったとのニュースです。

実際の記事内でのコメントでは、

『そう思えるってことはいい事!』

『学校の先生もかなり柔軟になったしね』

といった肯定的なものも一定はありましたが

『まだ社会の厳しさを知らないだけ。』

『だったら何故昨年の若者の自殺者数が過去最悪だったのか?』

という否定的な声も見られました。

では、実際に多くの10代前半の子供たちと触れ合っている僕はどう感じるかというと、『そりゃそうだろうなぁ』と感じることは多くあります。

少なくとも、この20年間で子供たちの自己肯定感が上がり、ストレスが低減するような事として思い当たるのが、

【家庭】

・親世代が、より『子供の考えを尊重する』ような傾向が強くなった。

・家にいながら学校のコミュニティに気軽に触れることが出来るようになった。

【学校】

・発達障害などの知見が向上し、画一的な指導から個性を認める指導へと変化していった。

・不登校などの状況にも柔軟に対応することが増えた。

【社会】

・『ハラスメント』という言葉の定着によって、社会全体のモラルが向上している。

・流行りのゲームや漫画など、子供たちの間でのみ話されていたような趣味が、大人にも共有されるようになった(というより様々なサブカルチャーに慣れ親しんだ世代が大人になったと考えるべきかもしれませんね)。

と多くの面で子供たちの自尊心を守る環境が整っているように感じます。

ただ、その一方で子供たちとコミュニケーションをとっていると、

『中学生になってしまった。勉強が難しくなるのは嫌だ。』

『高校に入学したけど、もうこのタイミングで中学校が恋しい。

というように、現状(もしくは過去)が『幸せ』だからこそ、人生のステップを上る事を怖がっているという側面も見えて来ます。

 

子供たちにとって、大人とは『不幸』なものなのでしょうか?

『大丈夫。大人になるって悪いものでもないよ。』

そんな風に言えるオトナになれるよう子供たちと接していこうと思う今日この頃だったりします。

おめでとうがいっぱい。

今日は高校入試の合格発表日。宇治田原校にもうれしい声がたくさん届きました。みんな本当によく頑張りました!

来月からは高校生。また一緒に頑張りましょう!!

今年度の入試を終えて ~昨年度との比較~

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、本日は卒業式。加茂駅前校周辺の中学校も本日に式を執り行っていました。本来であれば卒業式時に校門前で出待ちなんかをしたいと思ったりしていますが、マスク推奨の解除となった現在もマスクをつけながら卒業式をしている様子から、自重をする津村でした。来年こそは……

さて、本日は前回に引き続き、今年の入試の総括としまして、『公立高校入試の総括』を行います! 昨年は理社の難化が見られましたが、果たして今年はどうだったのでしょうか?


国語(主観:やや易化)

前期に続き、読みやすい問題が多かった印象。実際に泉川中学校では2年生が国語の時間に内容に触れるなどをしていたようで、問題自体がそこまで難易度が高くなかったことを示す所作なのかもと感じられる。傾向自体も大きく変わることはなかったため、赤本での練習量で出来が変わるように思います。

社会(主観:やや難化)

こちらも例年通り地歴公民混合問題ががっつりと出題された。例年に比べて単元横断が節操なく飛び回り、かなり荒ぶっていたような感覚。ただし、その状況に順応さえすれば、問題自体は語句問題から地図・グラフ・資料読み取りといつものパターンであるともいえる。

PICK UP

大問4(3)※要約

次の文章はサウジアラビアから日本まで石油を運ぶルートの説明である。このルートにあたるラインを地図上に書き記せ。

【地図】

  

【文章】

アラビア半島に位置するサウジアラビアを出港し、ペルシャ湾を出た後、マレー半島の南端を回って北上し、さらに台湾とフィリピンを隔てる海峡を通って日本に入港する。
津村のコメント

実際の石油の輸送に使われている航路を答える問題であり、大まかに世界の国の位置や地名をしっかりと把握する必要のある問題。

ちなみにこの内容は『地政学』という外交や国家間の戦争について考える上で非常に重要な学問の基礎部分となっています。

【答え】

こうやって見ると、台湾有事は日本に中国軍が来なくても大きな影響があることが分かりますね(汗)

数学(主観:難化)

比較的簡単だった去年に比べて、それなりに思考力も求められるような、歯ごたえのある問題がそろった印象。ただし、状況の理解や規則性の発見などが難解な問題はあまり多くないので、落ち着いて状況を整理できるかが一番の鍵となっている。激ムズ化しなくてよかった~

PICK UP

中期 大問3(2)※要約

袋X・Yからカードを取り出し、数字の大きい方が勝ちというゲームを行う。袋Xに4のカードを、袋Yには2・5・7・8・10・13のカードを入れて袋X・Yの勝率を同じにするには袋Yにはどのカードを入れるべきか。考えられるものを全て選べ。

津村のコメント

確率の難しい問題は『状況を読み取りづらい』事が原因だったりする事が多いですが、この問題は『確率を1/2になるようにしなさい』という、答えがいくつもあるような、別の方向で面倒な問題。

お互いのカードは4枚ずつとなるので、4×4の表や樹形図を記入して8/16となるように調整を行えば問題は解ける。

 
1 4 9 12
3 Y X X X
6 Y Y X X
11 Y Y Y X
Y Y  X  X

このように『4には勝てて9には負ける』カードをYに入れればよい。

【答え】

5・7・8

理科(主観:難化)

確実にここ2年間で計算・思考問題を増やしてきており、恐らく受験生が一番戸惑ったであろう教科。ただ言葉を覚えるだけ・実験の内容を理解しているだけという時代は完全に終わりを迎え、ここからは一定の思考力を求められる問題が出ることが予想されます。(正直、ウチでも何か別途で対策を考えようというレベルだったり……)

PICK UP

中期 大問8 ※要約

Aさん:この荷物、重たすぎます。床に摩擦がなかったら楽に運べるのに!

先生:まあ、その通りではあるが、その場合は人と床の間も摩擦が無くなるぞ。

Aさん:あ、そっかぁ。荷物にも人にも床との摩擦がない場合、どんなことが起こるんですかねぇ。

先生:じゃあ、こんな図の状況を考えてみるぞ。



先生:摩擦のない床の上で、自分より重い荷物を床と平行に押すときに、床に垂直・平行な向きにかかっている力に分解して考えて、人と荷物がどう動くか考えるぞ。

(後略 問題はすべて会話分の穴埋め)
津村のコメント

京都の問題は、実際の実験にのっとったものが多いのですが、この問題はまさかの『思考実験』という実際に起こっていない事・起こりえない事を想像しながら解いていく問題になっています。公式などにあまり触れていない中学生が思考実験について考えるには、似たような事例をうまく想像できるかどうかが重要です。今回のケースですと、『よく滑る台車とローラースケートを履いた人が実験を行う』といったケースや『スケートリンクで実験を行った』といった状況が近いと言えるでしょう。

英語(主観:やや易化)

点数配分は昨年と全く変わらずだが、長文問題が例年より短く、とっつきやすくなったような感覚。問題内容としても、文法から内容理解・内容理解を踏まえた上での読み取りや会話文など、本当におなじみの構成。こちらも国語同様に赤本での練習量が大事だったように感じる。


さて、いかがでしたでしょうか?

個人的には年々難しくなる理科に戦々恐々する子が新中3生にも多いんじゃないかなぁと想像してしまったりしています。

とは言え、どんな状態でもしっかりと問題に向き合える状態にしてあげる事が塾としての務めです。改めて兜の緒をが締まるような気持ちになる問題分析でした。

新年度が始まります。

こんにちは!リンクス個別指導城陽校の栗本です。

本日から3月となりました。

中学生・高校生の中でも学年末テストが終わった人、来週ある人。

受験生の中でも中期選抜まで最後の努力を頑張っている人など置かれている現状は様々だと思います!

 

さて、リンクス個別指導城陽校では、3月6日(月)から新年度の授業が始まります!

学校は4月からなのに塾は1カ月早いんです。

理由は、1学期中間テストがどの学年の生徒にとっても、とても重要だからです!

1年間の始まりのテスト。そこで今までの自分と少しでも違う結果が出せれば、1年間きっと頑張れる!

そのために、3月から今の学年の復習、新学期の予習とどんどん学習を進めていって、テスト前に焦らなくていい状態を作りましょう!

 

そして、新年度から頑張ろう!という方を応援するため、リンクス個別指導城陽校では、モニター生として完全無料で体験授業を行います!

今頑張ろうと思った気持ちを大切にぜひリンクス個別指導を体験してみてください!

メンタルを整える。

年があけて1月~3月は一年で一番忙しい時期です。

中学生は、中3生の学年末テスト・私立高校入試・前期選抜入試・中12生の学年末テストそして中期選抜入試。

高校生は共通テスト・3学期中間テスト・私立大学入試・国公立大入試と、たくさんのテストが襲い掛かってきます(敵では無いんですけどね)。

もちろん全員が全てのテストで満点取って、受験も全て合格なら言う事無いのですが、どれだけ頑張っていてもそれぞれに挫折や壁は立ちはだかります。

こういった時期に、毎年数名心が折れそうになる生徒がいます。

「頑張れ!」というだけなら誰でも出来ますが、その言葉がプレッシャーになる生徒も少なくなく、私も一人ひとりの性格や状況をみてコミュニケーションを取ります。

これまで多くの生徒を見てきて、メンタルが強い生徒は「目標を人に明確に話せる」という共通点があります。行きたい学校でも、なりたい職業でも、数か月先の自分の姿でも何でもいいので、一度立ち止まって自分が何をやりたいのか、何のために今頑張っているかを見直してから進んでください。

この続きはまた春に。

全員が笑顔で4月を迎えられるよう私も全力でバックアップしたいと思います。

 

 

学年末テスト!

みなさん、こんにちは。

久我の杜校の林です。

さて、早いもので2月も4分の3が終わりました。

中学生も今日から学年末テストです。

中3生は1月の終わりに実施していましたので、今回は1・2年生です。

今週は祝日が途中にあることもあって、いつもと違う火曜・水曜にテストです。

先ほど、13時頃に初日のテストを終えて帰ってくる中学生を見かけました。

ほっとした顔の子もいれば、足早に変える子も・・・。

取り敢えず、一日目お疲れ様、あと一日、もう一頑張りやで。

 

と言いつつ、この後15時からテスト勉強に来る(呼んでいる?)生徒がきます。

これで学年の成績が決まります。

1点でも多く取れるように、もう一息、もう一歩頑張ってもらいます。

 

 

ちなみに、明日は公立高校前期選抜の合格発表です。

一人でも多く良い結果を得られることを祈ってます。

前期試験を終えて

こんにちは、加茂駅前校の津村です。

さて、加茂駅前校では2/6から奈良の私立が、10日には京都私立・16日に前期試験と受験生たちが続々と試験を受けてきました。

まずは、毎年恒例の合格校の発表から!

RESULT(私立編)

奈良育英高校

高大連携Sコース:1名

国際理解Gコース:1名

総合進学コース:1名

奈良文化高校

看護学科:1名

大谷高校

インテグラル:1名

京都橘高校

総合類型:2名

京都廣学館高校

アドバンスコース:2名

ジェネラルコース:7名


ひとまず、無事に全員高校生になることが出来るようでホッとしています。

(まあ、高校浪人なんてほとんどないのですが 笑)

しかし、ほとんどの生徒の本命は公立入試。引き続きバリバリと指導を行っていきます!

 

さて、そんな入試期に個人的に楽しみにしているのが問題傾向の分析。なんやかんやで7~8年くらい公立の問題をいろいろと見続けているので、『今年はどんなん出たかな~』と(受けてきた生徒の疲労感とは裏腹に)楽しみにしながら問題を見ています。例年に倣って、今年の問題がどんな感じだったのかを津村目線で分析したものを載せさせていただきます。


国語:昨年比の難易度

やや易化

人文学系統の現代文2題と古文1題といういつもの構図ですが、古文が読みやすいなどの理由から昨年に比べて簡単だったように感じます。

また、問題自体は知識系が16/50点と3割を占めるいつもの構図ですが、特にこの辺が簡単だったので、そこでどれだけミスがないか・それ以外でどこまで点を稼げたかがポイントとなってきます。

津村Pick Up問題

大問1.(2)

本文中の一律浮き彫りにするの意味として適当なものを、次の選択肢の(ア)~(エ)・(カ)~(ケ)の中から選びなさい。

一律

(ア)例外なく全て同じ (イ)はっきりしていて確か

(ウ)深みがなくて単純 (エ)秩序だって厳格

浮き彫りにする

(カ)新たにする    (キ)目立たせる

(ク)華やかにする   (ケ)ゆがませる

意外と今までの問題では多くなかった印象の問題が、このような普段使う言葉を説明させる問題。急に出てくると結構ヒヤッとするものです(笑) 普段、自分だけでなく大人やニュースキャスターなどがどうやってこの言葉を使っているのかというのがこの問題を解くときの大きなヒントとなると思います。

答え:(ア)・(キ)


数学:昨年比の難易度 やや難

まあ、去年がけっこう簡単だった印象がありますので(笑)

問題配置はいつものように1.小問・2.統計・3.空間図形・4.関数・5.平面図形・6.規則性と大きな変化はありませんでした。(まあ、2.の統計が資料の整理と活用なのは若干のレアポイントだったりしますが…… たぶん中期は確率が大問にあると思います)

クセの強い問題はあまり見られませんでしたが、正確な数学語句の把握・空間把握能力などをバランスよく見るテストだったと思います。

個人的にはここ数年で一番好きな難易度感かもしれない……(ぇ

津村Pick Up問題

大問4

以下の図のように関数y=a/xのグラフ上に3点A,B,Cがあり、点Aの座標は(2,6)、点B,Cのx座標はそれぞれ4と-4である。また、2点A,Bを通る直線とy軸との交点をDとする。

(1)aの値と△BDCの面積を求めよ。

(2)点Bを通りx軸に平行な直線と2点CDを通る直線との交点をEとする。また、直線BE上に点Fとり、四角形COFEの面積が△BDCの面積の2/5倍になるようにする。点Fのx座標を求めよ。

後半の難易度は高いですが、その気になれば2年生でも解けてしまう問題です。座標平面上であっても図形の時に習った定理が使えるかどうかが非常に重要となっています。解説は分けておきますのでぜひ自信のある中学2年生の皆さんは解いてみてください。

答え:(1)a=12,△BDC=36 (2)8/5

解説はコチラ

津村Pick Up問題 大問4 解説編

英語:昨年比の難易度 平年並み

リスニングの配点から英作文の配点まで全く普段通りで、長文自体のレベルも大きく難しくはないというのが実際の印象です。例によって長文問題をどれだけ効率よく読めているのかが大きなポイントと言えると思います。

津村Pick Up問題

大問3(7)

本文中の内容(略)に合うように次の質問に指定語数で英語で答えよ

(a) Do Ryo’s uncle and Ken work as a guide on the tour in all seasons?     :3語

(b) What were the corals like to Ryo when he finished transplanting them?:4語

本文内容は、親せきの家に遊びに行った良(Ryo)が、サンゴの綺麗だった海岸からサンゴが死滅している事にショックを受け、その原因と対策を講じるグループの見学を通して学んだことを発表したスピーチ文でした。こういった問題はしっかりと文章を読まなければいけないのですが、答え方を知っていることで探し出す時間を短縮することが出来ます。例えば(a)であればDo ~ ?と言われているのでYes,I do.かNo,I don’t.の2択しかありませんので、該当箇所を見つけて〇×の判断でOKです。一方の(b)は「~のようだ」と言ってますか?といった具合の質問なので、文中から”like”の単語を探せばすぐに見つかる事でしょう。

答え:(a) No,they Don’t. (b)They were like stars.


さて、いかがでしたか?

前期の結果は水曜日に発表となっています。うまく行かなかった子は「どこで点数を取るか?」を再確認するラストチャンスとも言えます。しっかりと対策の上で中期試験に臨んでください。

コラム(?)みたいなもの

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

2023年もよろしくお願いいたします。

 

さて、新年1回目ということもありまして、

少し趣向を変えて、最近思ったことを綴らせてもらおうかと思います。

どうか、お付き合いください。

 

それほど、仰々しいものではないのですが、

みなさん、途中式と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

 

「数学(算数)で計算するときに書く式」、

というのが多くの回答だと思いますし、それで合っています。

その途中式なんですが、よく授業時などで書くように指示したり、

書く習慣のない生徒さんには書き方から指導します。

その方が、見直したときに間違いに気づきやすいとか、

計算手順が多い問題を間違えにくくなるとか。

主に数学(算数)の計算力向上を目的にすすめている形ですね。

 

で、この途中式がどうしたのかということなんですが、

昨今言われている「論理的思考」の助けになるのでは?、

と思い始めています。

助けというと大袈裟かもしれません。

多少役に立っているくらいですかね。(自信なさげ)

でも、きちんと途中式を書くことは、

段階を追って計算していることになりますので、

多少なりとも影響はしていると思っています。

 

しっかりとした研究はどこかの学者さんにお任せするとして、

計算力の向上に論理的思考を助ける効果もあると信じて、

引き続き、途中式の使用を推進していこうと思う今日この頃です。

 

なにか取り留めもない話にお付き合いいただきありがとうございました。

また、こういう機会がありましたら、その時は気長にお付き合いください。

 

本年も、引き続きよろしくお願いいたします。